健康

2016/05/21

骨密度は今からでも増やすことはできますか?

骨密度は今からでも増やすことはできますか?

同僚の骨折をきっかけに骨密度が気になり始めたという相談者。身長と骨密度は関係するのか、骨を強くするためにはどうしたらよいのか気になっています。

30代男性からの相談:「身長と骨密度の関係について」

身長が低く全体的に細身ですが、骨折などはしたことありません。健康診断でも特に異常はないのですが、骨密度で引っかかった同僚が階段を降りていた際、背中に痛みが走り、病院に行ったところ、背骨にヒビが入っていると言われたそうです。それを聞いて以来、骨密度を意識し、牛乳などのカルシウムを多く含む食品を摂取するように心がけています。身長が低い場合、骨密度の低さは関連してくるのでしょうか?30歳を過ぎてから骨密度は上がるのでしょうか?(30代 男性)

骨密度の低下の原因は様々です

骨密度低下の原因は加齢によるホルモンの変化など、ある程度仕方のない部分もありますが、無理なダイエットや運動不足、偏った食事などもあげられるとのことです。相談者は身長が低いと骨密度へ影響があるのではないかと心配していますが、どうやら身長と骨密度とは関係なさそうです。

骨密度が減ってしまうと、骨がスカスカになり、骨粗鬆症を引き起こし骨折しやすくなります。骨密度はホルモンや生活習慣、年齢、過度なダイエットなどが関与する原発性骨粗鬆症と、薬や疾患によって起こる持続性骨粗鬆症とに分けられます。(医師)
一般的に骨密度は20歳くらいでピークに達しその後は徐々に低下しますが、不規則な生活、偏った食事、運動不足の方は骨密度が低下しやすいですし、女性では閉経を境に急速に骨密度が低下します。身長の高低とは関係ないですが、骨粗鬆症になると骨がつぶれやすく、身長が縮むと言われています。(医師)

強い骨を作るために必要なこと

では、年齢とともに減りゆく骨密度を食い止める方法はあるのでしょうか。専門家は食事のバランスや運動習慣に気をつけるとともに、積極的に日光を浴びることをすすめています。

強い骨を作るために、おっしゃるように牛乳などでカルシウムをとることは必要ですが、それ以外にもタンパク質、ビタミンなどもバランスよく摂らなければなりません。さらに短時間でいいので、日光浴をするとビタミンDが形成され骨を丈夫にします。ウォーキングや体操など、体への負担が少ない運動を行ってください。(医師)
身長というよりは運動習慣が重要と思います。私たちの体は日光を浴びることでビタミンDを生成し、その結果骨を丈夫にしています。直射日光にあたる機会が少なかったり、食生活が偏っていると骨の密度がもろくなることが考えられます。牛乳をはじめとした乳製品にはカルシウムが含まれますが、気をつけていただきたいのが塩分です。塩分を多く摂ると尿と一緒にカルシウムが体外へ余分に排泄されてしまうそうなので、塩分は控えたほうがいいでしょう。キノコなどの食品群は摂ったほうが骨密度をあげてくれるようです。(微増程度ですが。)バランスを意識した食生活や日ごろからの運動習慣が大切です。(看護師)

ただ歩いていただけで骨にひびが入った、くしゃみをしたら骨折してしまった…高齢者の話ではなく、骨密度の低下によっては20代や30代でも起こることです。ここで紹介した骨密度低下を防ぐ方法は、比較的実行しやすいものが多いと思います。運動不足や偏食で骨を脆くすることがないよう、日々気をつけていきたいものですね。

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