健康

2016/05/20

30代の男性。いびきの大きさは、病気の証拠? 

30代の男性。いびきの大きさは、病気の証拠? 

いびきをかく習慣は女性よりも男性に4倍ほど多いと言われ、いびきと健康には深い関わりがあります。いびきの音の大きさは、隠れた病気の有無や病気の程度に関係するのでしょうか。専門家に聞いてみました。

30代の男性からの相談:「最近いびきが大きくなった。病気が心配!何科に行けばいいの?」

ここ1年ほどでいびきが大きくなっています。時々、いびきをかいている途中で息がつまった状態になって起きてしまうことがあります。それ以外の自覚症状はないのですが、急にいびきが大きくなった原因が分からず不安になってしまいます。突然いびきだけが大きくなるのは、何か病気の可能性があるのでしょうか。また、病院に行くなら何科を受診したらよいのでしょうか。(30代・男性)

大きないびきは放っておいてはダメ!睡眠時無呼吸症候群と関係?

いびきにも気にしなくていいものと病的なものがあります。いびきに関わる病気で一番心配なのは、やはり睡眠時無呼吸症候群(SAS)でしょう。治療せずに放っておくと、生活に大きな支障を来たす可能性があります。

いびきをかく人は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を起こしやすく、1時間に10秒ほどの無呼吸が5回以上、7時間ほどの睡眠中に30回以上の無呼吸があればSASと診断されます。突然いびきが大きくなったのもSASの症状かと思います。SASは無呼吸によって酸素血中濃度が下がるため眠りが浅く、集中力が低下したり、日中に突然の睡魔に襲われ、交通事故を起こしたり、社会生活で問題になる場合があります。(医師)
いびきには疲労やアルコール飲酒、アレルギー性鼻炎や風邪など鼻が詰まって起こる単純性のいびきの他、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と呼ばれる病的ないびきがあります。朝起きた時に頭痛や疲労感、集中力の低下などの症状が見られる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性が考えられます。(看護師)
睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。原因としては肥満や扁桃腺の肥大、アデノイドなどが考えられます。舌が咽頭に落ち込むため粘膜との摩擦により音が出ます。そのほか鼻の変形などもいびきの原因となります。結果的に睡眠不足から、うつ病を発症することもあります。(看護師)

SASを扱う専門の医療機関は何科?早めに検査を!

自覚症状はなくてもSASである可能性がありますから、一度検査を受けてみるようおすすめします。SASを扱う最寄りの医療機関で、まず相談してみるといいでしょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査は、簡易式の器具で自宅でできる場合もありますし、一泊程度の入院でもできます。受診するときは呼吸器内科、なければ一般の内科でもいいですし、耳鼻科でもいいでしょう。(医師)
睡眠時無呼吸症候群を調べるためには、睡眠障害を扱っている医療機関を受診すると良いでしょう。病院なら睡眠外来で検査を受けることができます。近くに睡眠障害を扱っている病院がない時は、耳鼻咽喉科でも相談することは可能です。(看護師)

大きないびきには、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が隠れていることがあります。SASは、体調不良を引き起こす原因となります。健康な日常生活を送るためにも、一度、医療機関を受診なさってください。

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