健康

2016/05/18

高い身長、重い体重。関節の痛み、骨への負担が心配…

高い身長、重い体重。関節の痛み、骨への負担が心配…

「もっと背が高かったらなあ…」と高身長に憧れる男性は少なくないと思います。しかし今回の相談者は、身長が高いゆえに抱える身体の悩みです。体型に合わないデスクや作業台での長時間の仕事や、年齢による体重増加のせいで、徐々に関節の痛みが気になってきたとのことです。

30代男性からの相談:「身長が185cmあり、関節が痛いです。」

タイトルの通り身長が高いのですが、歳をとるにつれ体重も増加してきています(現在120キロくらい)。元々飲食店で働いていましたが、シンクや作業台が低く無理な体勢を長時間とる事が多かったことも関係していると思います。以前MRIを取ってもらったところ腰の骨の一部が欠けているとの事でした。解決するにはボルトを埋め込むか、筋肉をつけて骨をサポートするかのどちらかということになったのですが、体重が重いため運動をすると各関節に痛みがあります。そこでまずはダイエットをしなくてはならないのですが、やはり急な運動は辛いためうまくいきません。関節を痛めない姿勢(仕事もデスクが低いため座っていても体が痛い)や工夫、おすすめの食材など、何かあれば教えて頂ければと思います。(30代 男性)

すぐに実行できる関節保護の方法は?

まずは意識的に良い姿勢を保つことが大事です。猫背は骨への負担を増幅し、関節の痛みに繋がります。軽いストレッチやサポーターも効果的でしょう。

関節を痛めないようにするには、無理な姿勢をとらないことです。重い物を持ち上げたり、中腰での作業は腰や足の関節に負担をかけます。職場の環境で仕方ない点があるでしょうが、時々は背伸びをして背筋を伸ばしてください。立っている時も座っている時も正しい姿勢を意識して、痛みがある時はサポーターなどで保護してください。(医師)

体重増加は骨や関節への負担を増大させます

そして、専門家が警鐘を鳴らすのは体重増加への懸念です。増えすぎた体重は骨に余計な負荷がかかるだけでなく、生活習慣病の要因にもなります。ウォーキングや水泳など、身体に無理のない方法で少しずつ体重を落とすことが肝要です。

体重があることは各関節に負担をかけます。激しいダイエットは逆に体を傷めますしリバウンドしやすいので、ウォーキングや体操などできる範囲の軽い運動を行ってください。負担のない運動をすることで筋肉も鍛えられますし、長く続けることができます。体重を減らす目標は1ヶ月に2~3kgくらいで、徐々に減量する計画で行ってください。(医師)
水泳はいかがでしょうか。年齢から考えてもこのままの状態で生活をしては、生活習慣病になることが想定されます。生活習慣病自体で命を落とすことはありませんが、生活習慣病があると脳梗塞や心筋梗塞といった命に直結する重大な病気になる確率が上がります。脳梗塞などで重い後遺症を残すことも考えられるため、今こそ生活習慣を見直しましょう。ウォーキングなどの有酸素運動を行うのがいいのですが、現在の体重で動くことに支障があるのであれば、まずは減量しましょう。急な効果は期待できませんが、数か月続けることで体重は減ると思います。(看護師)

もちろん運動だけでなく、食事面でもダイエットを後押ししていきましょう。食べる量を減らすことも大事ですが、食べる時間や栄養バランスにも工夫しましょう。低GI食品を利用するのもいいでしょう。

食事はカロリー控えめのバランスのとれた食事で、1回量を少なめに、よく噛んで食べるようにしてください。寝る前の食事や夜食は控え、少なくとも寝る2時間前には食事を終わらせてください。肥満度は、体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}で計算でき、この値が25以上の場合は肥満と判断されます。目安にしてください。(医師)
食事は極端に抜くことはせず、低GIの食品を活用してください。低GIの食品は腹持ちがよくカロリーも少なくすることができるので、有酸素運動と組み合わせるとより効果的です。例えば白米で茶碗1杯が80㎉だとすると玄米などに置き換えると同じ量でも50~60㎉になるので、今までと同じ量を食べても痩せることができます。(看護師)

できることからコツコツと。無理は禁物です

ダイエットには根気が必要です。専門家も口を揃えるように、始めてすぐに効果が表れるようなダイエットはかえって身体の負担になり、リバウンドもしやすいです。腹八分を心掛ける、ウォーキングの距離を少しずつ伸ばすなど、少しの頑張りで達成できる目標をひとつひとつクリアすることで、減量につなげてみてはいかがでしょうか。

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