健康

2016/05/17

低身長は子どもにも遺伝する ?身長を伸ばす方法は?

低身長は子どもにも遺伝する ?身長を伸ばす方法は?

親の身長が低いと、子どもにも遺伝するのでしょうか。身長が低いことに長年悩んできた相談者の男性は、生まれてくる子どもが低身長になるのではと心配していますが、実際のところはどうなのでしょうか。

30代男性からの相談:「身長の低さがコンプレックス」

昨年結婚したばかりの新婚です。さらに後1カ月もしないうちに赤ちゃんが産まれる予定ですが、幼い頃から悩んでいるコンプレックスがあります。それは身長が160cmもないことです。この変えることのできない悩みに今でも悩まされ続けています。私の父親と母親も揃って身長が低めなのですが、やはり低身長は遺伝してしまうのでしょうか?子どもが男の子だった場合、私のような辛い思いをさせたくはありません。(30代・男性)

低身長の遺伝性について

身長の低さは遺伝によるところが80パーセントの確率といわれていますが、母親からの影響によるところが大きく、また食生活や生活習慣も関連しているようです。

身長が低い原因は80パーセント遺伝によるものといわれています。遺伝といっても、母親からの影響が大きく、また両親に限らず祖父母やそのご先祖からの遺伝もあります。残りの20パーセントは、生活環境や運動、食生活によるものです。(産科・婦人科医師)
身長は遺伝しますが、身長=遺伝的要因ではありません。なぜならば、日本人は欧米人に比べ確かに身長は低いですが、平均身長は以前に比べて確実に大きくなっています。遺伝以外で身長を形成する要因を挙げますと、食事・運動・睡眠などがあります。食生活が欧米化したことで日本人の体型が変化したのはいうまでもありませんし、飽食の結果ともいえるかもしれません。(循環器内科看護師)
最近はパソコンや携帯、ゲームの使用で姿勢が悪くなる方が増えていますし、成長期に塾通いなどで外で遊ぶ機会が減り、日光にあたる時間や運動量が減っていることも、身長が伸びない原因になります。偏った食事では、身長だけでなく、身体の発達に悪影響を及ぼします。(産科・婦人科医師)

子どもの身長を伸ばすためには

十分な睡眠に重点を置いた規則正しい生活習慣、バランスのよい食事、運動などで、健やかな成長へと繋げられるよう配慮することも大切です。

低身長の家系というのは、遺伝的要因の他に同じような食事を食べていることも理由の一つと考えられます。何かを積極的に摂るというよりは野菜や果物を普段の食事で摂りつつ、バランスも意識した食事が大切なのはいうまでもないでしょう。(循環器内科看護師)
身長を伸ばす成長ホルモンは、寝ている間に活発に分泌されますから、睡眠不足や不規則な生活も発達に影響します。お子さんの成長にあわせて、バランスのとれた食事や、規則的な生活、運動量を考えてあげてください。(産科・婦人科医師)
夜更かしをさせてしまうと子どもの成長に影響がでます。昔から寝る子は育つと言われているように、成長ホルモンは夜寝ている間に分泌されます。寝ればいいというのではなく夜更かしをさせないことが重要で、それにプラスして運動習慣をつけることで血液循環がよくなり成長へとつながります。(循環器内科看護師)

低身長に遺伝が関係しているとはいえ、規則正しい生活や食習慣、運動などで成長を促すことは十分可能であるといえます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加