メタボリック

2016/05/09

このままでは大変なことに!?LH比の見方について

このままでは大変なことに!?LH比の見方について

占いか何かのようになんとなく見てしまう健康診断結果ですが、その数値に隠された危険性を見逃すと、将来大変なことになるかもしれません。コレステロール値を見るときの重要なポイントは、どこにあるのでしょうか。

40代男性からの相談:「LDLコレステロール値について」

健康診断結果で、中性脂肪が507mg/dl、総コレステロールが260mg/dl、HDLコレステロールが39mg/dl、LDLコレステロールは中性脂肪が異常高値のため算出できないと記されていました。前年の中性脂肪は576mg/dlで、LDLコレステロールは134mg/dlでした。前回より中性脂肪は減っていますが、LDLコレステロール値が算出できないのはなぜですか。(40代・男性)

数値が算出できない?

昨年は算出できていた数値が今年は算出できていないのは、測定器や検査機関の違いによるものという可能性があるようです。

コレステロールの正常値は、中性脂肪が50~149、総コレステロールが150~199、LDLが70~119、HDLが40以上。LDLは総コレステロール-HDL-中性脂肪÷5で計算されますが、一般的に中性脂肪が400以上では計算できません。測定する機械にもよると思いますが、前回より数値が下がったとしても、中性脂肪が極端に高いため測定できなかった可能性があります。(医師)
可能性としては、採血した場所は同じでも、検体(血液)を検査する会社が去年とは別の会社であることが考えられます。実際、採血をしてもすべての項目をその病院で検査するのではなく、外部の検査機関に依頼している病院が多いものです。(看護師)
LDLコレステロール値は計算法か血液検査で行われます。現在では血液検査だけでその値を調べるのが一般的です。昨年は計算式でLDLを算出する会社に提出していたものを、今回は血液検査で判定する会社に提出したのかもしれません。検査会社によっては総コレステロール、中性脂肪、LDL、HDLの4項目を同時に検査できないところもあるようです。(看護師)

各数値より大切なのはLH比

個々の数値よりも大切なのは、「LH比」と呼ばれるLDLコレステロールとHDLコレステロールの比率。相談者さんの数値に関して、医師が警笛を鳴らしています。

コレステロール値で重要なのはLDLとHDLの比率(LH比)です。この値が2.0以上で動脈硬化が疑われ、2.5を超えているとすでに血栓ができている可能性が高くなります。コレステロールは人体に必要なものですが、相談者さんの数値から判断すると、このままでは心筋梗塞や動脈硬化、脳梗塞などの重篤な疾患を起こしかねません。今すぐにでも、食生活や生活習慣を見直してください。(医師)
食事は野菜中心の低カロリーなものを心がけ、コレステロール値を下げるとされる青魚、食物繊維を含む野菜、大豆製品などを積極的に摂るようにしてください。(医師)
お酢に含まれるクエン酸はコレステロールを下げ、血液をサラサラにしてくれるといわれています。大さじ1杯程度を毎日摂るようにしてください。ただし、お酢は食道や胃の粘膜を傷つけることもあります。直接飲むのではなく料理に加えるようにして、摂りすぎには注意しましょう。(医師)
アルコールやタバコは控え、できるだけ規則的な生活と適度な有酸素運動を心がけてください。運動する時間がなければ、なるべく階段を使う、歩く距離を長くするなど、できる範囲で工夫してみてください。(医師)

素人目にはよくわからない数値ですが、専門家の目から数値を見ると、相談者さんはすでに重篤な疾患を起こしかねない状態にありそうです。すぐにでも食生活、生活習慣を見直してください。

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