男性不妊

2016/04/29

精液検査で不合格。人工授精や顕微授精を勧められるが?

精液検査で不合格。人工授精や顕微授精を勧められるが?

不妊の原因は女性側だけでなく男性側にある場合もあり、男性不妊というのも最近は増えているようです。精液検査で精子の数や活動量などがわかりますが、精子に何らかの問題があった場合、女性同様に積極的な治療はできるのでしょうか。

30代女性からの相談:「夫の精子の状態がよくないが、改善策はある?」

夫の精液検査でいつも合格判定が出ず、人工授精か顕微授精を勧められています。クリニックでは精子に対して漢方などの処方はありますが、薬の処方はありません。クリニックによってはサプリや内服薬の勧めもあるようですが、絶対的に妊娠が無理ではない精液の場合、投薬は病院により差があると思います。女性にとっての排卵誘発のように大切なことなのに、精液に対しての改善策が広まっていないのはなぜでしょうか。 (30代・女性)

男性でも積極的な治療は可能

男性でも積極的な不妊治療は可能ですが、おっしゃるように病院や医師の考え方によって治療方針は異なるようです。一般的に妊娠に必要な精子の数というのはありますが、一度主治医のいう合格ラインを尋ねてみてはいかがでしょうか。

精子の検査は精子の数や運動率などを調べるのが一般的で、合格・不合格という判断基準はないはずです。どのようなラインが合格なのか一度主治医に尋ねてみてはいかがでしょうか。(看護師)
一般的に精液1mlに2000万匹以上の精子がいる場合や、射精1時間以内の精液の中で25%以上が活発な運動をしている場合は不妊症にはなりませんし、2mlの精液があれば妊娠は可能といわれています。(医師)
精液を改善する方法が広まっていないと感じていらっしゃるようですが、実際にはそうではなく、男性が積極的に検査を受けて治療を望めば女性の不妊治療と同じように積極的に治療を受けられます。病院やクリニック、担当する医師によって治療への考え方や積極性は大きく分かれ、社会的には不妊治療は女性のすることだという考え方が以前はあったため、その名残から男性への治療や投薬が積極的ではないのかもしれません。(看護師)

精子によい生活習慣とは?

精子の活動量や質を高めるためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。食べ物や日ごろの生活習慣について、次のように医師はアドバイスしています。

精力を高め精子を元気にするためには、亜鉛やアルギニンを含むものを多めに摂るとよいでしょう。亜鉛は魚介類や豚肉、パルメザンチーズ、ゴボウなどに含まれ、アルギニンは鶏肉やマグロ、ピーナッツやアーモンドなどに含まれています。亜鉛は過剰摂取すると、急性亜鉛中毒の副作用がでる場合があるため、サプリを併用する場合は食事からの摂取は控えめにしてください。(医師)
男性モルモンであるテストステロンの分泌を促進させるため、適度な運動を続けること、睡眠をとってストレスや疲れを残さないこと、飲酒や喫煙、またサウナや熱いお風呂に長時間入ることは控えてください。また頻回なオナニーは避け、タイミングを図る時は少なくても3日以上は禁欲してもらってください。(医師)

男性不妊については、病院や医師の考え方で治療方針に違いが出ることもあるようです。生活面では亜鉛やアルギニンを積極的に摂るようにして、適度な運動を行い、十分な睡眠をとってストレスをためないようにしましょう。

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