健康

2016/03/27

幼少期のアトピーが大人になって再発…完全治癒は無理なのか

幼少期のアトピーが大人になって再発…完全治癒は無理なのか

アトピー性皮膚炎は幼少期に起こることが多いですが、適切な治療とケアを続けることで徐々に改善することもあります。しかし、いったん治ったと思っていたアトピーが成人してから再発した場合は何が原因なのか、また改善する可能性はあるのでしょうか。

30代男性からの相談:「成人してからアトピー再発。改善するにはどうすれば?」

小学生の頃アトピー性皮膚炎でしたが、中学生頃からほとんど症状が現れていませんでした。しかし20代前半頃に再発し、具体的な症状としては乾燥した季節になると全身が痒くなります。また関係があるかは不明ですが、頭皮から皮膚片(フケよりも大きい)のようなものが落ちます。現在日常生活に支障はなく、市販のクリームを塗ったりアトピー用のシャンプーなどを使用していますが、治療すればアトピーは改善できるのでしょうか。(30代・男性)

幼少期のアトピーの症状が治まっていたのに20代頃から再発したという今回の相談者さん。乾燥した季節になると症状が出てくるようで、頭皮にまで症状が及んでいるようですね。日常生活には問題ないそうですが、症状がどのように変化するかわからないので不安なことでしょう。アトピーは完全治癒はないと言われていますが、何か改善できる術はあるのでしょうか? 専門の方に聞いてみましょう。

症状に合わせた対処療法が中心

アトピーの治療については、痒みなどその時の症状に応じた対処療法が中心となるようです。また治療を始めても、日ごろの生活習慣によっては思うように改善しないこともあります。

元々アレルギー体質だということもありますが、大人のアトピーの原因は生活習慣の乱れやストレスが関与しているといわれ、一旦治ったと思っても再発する場合もあります。アトピーはよくなったり悪くなったり慢性的に経過しますが、残念ながら完治できる治療法がなく、症状に対する対処療法が基本になります。(看護師)
偏った食生活、運動不足や睡眠不足、ストレスや疲れを溜めていたり喫煙習慣があったりする場合は、規則正しい生活習慣にする必要はあるかもしれません。根本を改善するつもりがなければ、治療を受けても治るとは限らないので、生活を見直してみるのもよいでしょう。(看護師)

症状を悪化させないためには?

これ以上アトピーを悪化させないため、日常生活で気をつける点について次のようにアドバイスいただきました。

できるだけ規則的な生活と、バランスのとれた食事を心がけてください。入浴時は、現在使用しているアトピー用や低刺激性のボディーソープなどで、スポンジやナイロンタオルは使わず手や自然素材のタオルで丁寧に洗い、しっかりすすいでください。入浴後は水分をよく拭きとってから、クリームなどで保湿しましょう。(看護師)
部屋はこまめに掃除して埃をためないようにしましょう。布団は乾燥機や布団クリーナーでダニ除去をし、布団カバーやシーツも清潔なものを使ってください。また、ストレスをためないよう運動や趣味などで気分転換し、リラックスできる時間を作りましょう。現在は日常生活に支障がないようですが、症状が軽いうちに対策しておくことも必要です。(看護師)
思春期の頃に比べて皮膚の脂や水分が減ったことと、乾燥しやすい時期で皮膚の水分が失われたことが原因だと思うので、保湿に努めてください。頭皮も恐らく乾燥によるものだと思いますが、実際に見ていないので何ともいえません。まずは皮膚科で皮膚の状態をみてもらい、アレルギーによるものかどうか検査してもらうとよいかもしれません。(看護師)

アトピーは治ったと思っていても、環境の変化などで再発することは珍しくないようです。まずは生活習慣の見直しから始め、気になるようなら一度病院でアレルギー検査を受けるのもよいでしょう。

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