健康

2016/03/26

手放したい呼吸器…大人の喘息は治ることはないのか?

手放したい呼吸器…大人の喘息は治ることはないのか?

喘息はひとたび発作が出ると、ゼエゼエと息が苦しくとても辛いもの。一般的には吸入薬で症状を落ち着かせますが、喘息の治療は長期戦になることが多いといわれています。幼少期から繰り返す発作が大人になっても続く場合、もう完治は無理なのでしょうか。

30代男性からの相談:「大人になっても吸入器が手放せないが、もう完治はない?」

物心つく前から喘息に悩まされ、中学生ぐらいまで毎日吸入器と内服薬を使用し、年に何回か入院もしました。大人になっても治らず、毎日薬を飲んでいるわけではないですが季節の変わり目など必ず発作が連続して起こり、気管支拡張剤で凌いでいます。小さな吸入器とはいえどこへ行くにもこれを手放せず、ひとたび発作が起こると日常生活に支障が出て辛いです。この先、薬が必要ない程度に改善することは難しいでしょうか。(30代・男性)

30代の相談者さんですが幼いときから喘息に悩まされているようですね。喘息の治療は根気のいるものだ、とどこかで聞いたことがありますが、喘息は完治することは可能なのでしょうか。また、喘息と向き合うために心掛けたいこととはなんでしょうか。

発作を繰り返すうちに敏感に

幼少期から発作を繰り返していると、ちょっとした気温の変化などにも敏感に反応して発作を起こしやすくなるようです。今の状態を医師に話し、今後の治療方針について一度相談してみてはいかがでしょうか。

喘息の発作は、アレルゲンにより気道に炎症が起こって気道狭窄を起こすため、ヒューヒューという呼吸音を伴う呼吸困難が起こります。子どもの頃から頻繁に発作を繰り返すうちに気道が敏感になり、気温の変化などでも発作を起こしやすくなるため、場合によってはステロイドを使った治療も必要です。(看護師)
全ての喘息患者にあてはまるわけではないですが、アレルギーの原因となるものを注射して徐々に身体を慣らしていき症状を起こさないようにするなど、治療方法によっては治るものも存在します。相談者様の喘息の程度を一番分かっているのは主治医だと思うので、まずは医師に直接相談されてみてはいかがでしょうか。(看護師)

生活習慣の改善と、アレルゲンの除去に努める

睡眠や食事など生活習慣の見直しや、アレルゲンとなりやすい埃や花粉などの除去について、次のようにアドバイスいただきました。

喘息治療には時間がかかりますし、完治させるのは難しいかもしれませんが、生活環境を整えることで発作を起こしにくくすることは可能だと思います。対策としては、極力アレルゲンと思われるものを避けることなので、以下を参考にしてみてください。(看護師)
・部屋はこまめに掃除して埃をためないようにし、布団は乾燥器や布団クリーナーでダニ除去してください。
・花粉の季節の外出はマスクを着用し、帰宅したら玄関先で服についた花粉や埃を取り除いてから入るようにしてください。
・うがいや手洗いを行い、風邪の予防を心がけてください。
・ストレスをためないようにし、できるだけ規則的な生活でしっかり睡眠をとりましょう。また偏った食生活でなく、バランスのとれた食事を心がけてください。(看護師)

喘息を完全に治すのは難しいですが、生活環境の改善で発作を起こしにくくすることは可能なようです。看護師さんからのアドバイスを参考に、できることから試してみるとともに、一度主治医に今後の治療について相談するのもよいでしょう。

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