健康

2016/03/24

筋肉の収縮力の問題?50代の尿漏れ

筋肉の収縮力の問題?50代の尿漏れ

50代。年とともに衰え始めている筋力。その筋肉の収縮力低下が尿漏れの原因になっているのだとしたら…。慢性化してしまった尿漏れの悩みを解消する方法は、いったいあるのでしょうか。

50代男性からの相談:「尿漏れの症状を軽減する方法」

排尿後も尿が残っていて、太ももあたりに尿がたれることがあります。同世代の人からはよくあることだといわれるのですが、これをなくすにはどうしたらいいでしょうか。尿意をもよおしたら、すぐにトイレに行くのとなるべく我慢するのは、どちらがよいのでしょう。また、下着はどんなタイプがよいですか。(50代・男性)

尿漏れの原因とは

尿漏れと一言でいっても、その原因にはいろいろなものがあります。一般的にはどんなことが原因と考えられるのか、専門家にうかがいました。

尿漏れの原因は、前立腺肥大など生殖器の疾患、過活動性膀胱など膀胱の疾患、年齢や生活習慣による骨盤底筋や排尿筋のゆるみ、ストレスによる自律神経の乱れなどが考えられます。(看護師)
排尿後の滴下は50歳以上の男性に多くみられる現象です。これは尿道の奥にある球部括約筋など、周囲の筋肉が年齢と共に衰えてくることに原因があります。収縮力が弱くなると、尿道に残った尿を最後まで絞りだせずに尿が滴下するということになるのです。(看護師)
尿漏れがひどいのは、前立腺肥大などの病気の可能性も考えられます。長引いているようなら、一度、泌尿器科を受診するようにしてください。(看護師)

収縮力を高めることで改善することも

生殖器や膀胱などの疾患による病的なものは別として、年齢的なことを考えると尿漏れの原因となっている可能性が高いのは筋肉の収縮力低下。これを鍛え直すことで症状が緩和する可能性もあるようです。

尿の滴下は収縮力を高めることにより改善することが可能です。収縮力をよくする方法としては肛門や尿道の筋肉を意識的に閉めるようにします。回数を多く重ねることで徐々に収縮する力もついてきます。(看護師)
仰向けに寝て、骨盤底筋群を鍛える体操をしましょう。肛門や尿道を締めるように力を入れて10秒間保持し、数秒間リラックスした後でまた力を入れます。この繰り返しを10回、朝昼晩と行うと効果的です。(看護師)

その他、日常生活上の注意

尿漏れは、排尿のときや生活上の注意で悩みが解消する場合も。いずれも、ほんのささいなことなので、ぜひ今日から試してみてもよいかもしれません。

男性は尿道が長いので、排尿後も尿が残っている場合があります。排尿後はペニスを絞るように尿を出し切って、しっかり振り切ってください。また、肛門と陰嚢(袋の部分)の中間をおさえて絞り出すようにすると、残った尿が少量出てくると思います。(看護師)
下着やズボンは締め付けないものがよいでしょう。下半身が冷えないようにしてください。(看護師)
下着については吸湿性のよい素材ならボクサーパンツでもトランクスでもよいと思います。ただし、薄地のトランクスではズボンに染み出てしまうことがあります。(看護師)
尿意がある時に我慢すると膀胱炎を起こしますし、我慢することで尿漏れも起こしやすくなります。我慢せず、尿意があればトイレに行くようにしてください。(看護師)

自分で改善できるのは、あくまでも筋肉の収縮力低下が原因の尿漏れの場合。試してみても改善しないようなら、なんらかの疾患が原因とも考えられるので、早めに病院を受診してみるのがよいようです。

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