健康

2016/03/22

脱ステロイドで、長年苦しんだアトピーは解消可能か?

脱ステロイドで、長年苦しんだアトピーは解消可能か?

アトピーの症状は人により様々ですが、ひどい場合はステロイド剤の長期使用もやむを得ないことも。しかしステロイドの長期使用は副作用の心配があり、脱ステロイド治療を選択する人もいるようですが、脱ステロイドとはどのようなものなのでしょうか。

30代男性からの相談:「薬がどんどん強いものに……。脱ステロイドを試したい」

子どもの頃からアトピー性皮膚炎で、ずっとステロイド軟膏を使用してきました。確かにステロイドの効き目は抜群で塗った翌日には症状が軽快しますが、そんな状態を20年以上続けてきた結果、少しずつ効果の強いステロイドしか効き目がなくなってきて、ついにはステロイドを塗ってもほとんど効果が得られないようになりました。そんな中、脱ステロイドという治療方法があることを知ったのですが、実施しても大丈夫でしょうか。(30代・男性)

必ず専門医の指導のもとで

ステロイドの使用を減量・中止することですが、当然一時的に症状は悪化しますし、その後も重篤な状態に陥ってしまうこともあるようです。もしも脱ステロイドを試してみたいのなら、必ず医師の指示に従い行うようにしましょう。

おっしゃるようにステロイドは優れた効果がありますが、長期に渡り使用すると色素沈着や血管拡張、皮膚が赤みをおびるなどの副作用もあるため、使いたくないと思う方は多いようです。脱ステロイドは年単位の計画になることを念頭におき、行う場合は自己判断ではなく、必ず専門医と相談して行ってください。(看護師)
脱ステロイドは、徐々に量を減らす方法と突然止めてしまう方法があります。ステロイドを使わないと当然症状が悪化するため、日常生活に支障が出たり精神的に追い詰められる場合もあり、中にはステロイドを減量してアトピーの症状が悪化し、全身を掻きむしり重篤な感染症を起こしたケースもあります。(看護師)
アトピーに限らず民間療法と呼ばれるものの中には、著明に効果が現れたとうたっているものもあるようです。しかし、仮に現在の治療をやめて乗り換えることを推奨するものでしたら、安全性については疑問もあるため、今の治療からの乗り換えは正しい判断とはいえないかもしれません。(看護師)

生活習慣の改善を図り長いスパンで経過をみる

薬で症状を抑えることも大切ですが、日ごろの生活習慣もアトピーに関係しています。食事や睡眠、常にストレスを抱えた生活をしていないかなど、一度自身について見直してみることも重要です。

アトピーで悩まれて辛いと思いますが、まずは主治医に相談してみてはいかがでしょうか。そして日常生活において睡眠時間は十分か、運動習慣はあるか、喫煙習慣の有無やストレスや疲れを溜めてないか、バランスのとれた食事をしているかなどそういった部分に焦点をあてて、1年2年と長い時間をかければ多少は改善するのではないかなと思います。(看護師)

アトピーは繰り返すことも多く長期戦になりがちですが、まずは今の状態と今後の治療について、主治医に相談してみるのがよいでしょう。生活習慣も影響するため、ご自身のライフスタイルについて見直すのもよいと、アドバイスいただきました。

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