健康

2016/03/18

皮膚が盛り上がり粉瘤が。ガンになったりしないのか!?

皮膚が盛り上がり粉瘤が。ガンになったりしないのか!?

肌に出来物ができることは珍しくありません。しかし中には、放っておいて大丈夫なのか心配になるような出来物も。徐々に盛り上がり、元通りにはならずそのまま固くなる粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれる出来物は、放置していて皮膚がんになったりしないのでしょうか。

40代男性からの相談:「背中にできた粉瘤。放置してガンにならない?」

ある日、背中の皮膚の一部が盛り上がり赤く腫れてきて、その後たいした炎症も起こらず、少し盛り上がったまま硬くなっていました。皮膚科でこのことについて尋ねると「粉瘤といって、処置しなくても大丈夫です」といわれました。その後同じようなものが背中に複数できたのですが、本当にこのまま放置していても大丈夫でしょうか。皮膚がんになったりしないのでしょうか。(40代・男性)

粉瘤と癌はまったく別物

目に見えて盛り上がりがあると、癌にならない?などの心配が頭をよぎりますが、粉瘤は老廃物が皮下組織に溜まったものに対し、癌は細胞に異変が起こって発症するものなので性質がまったく異なります。

いわゆる癌は異常な細胞の増殖ですが、粉瘤は皮下組織とよばれる部分に老廃物が蓄積してなるもので、癌とは性質が異なるため放置して問題ないといわれています。(看護師)
皮膚は常に新陳代謝を繰り返しており、通常は垢やフケとして不要になった皮膚が剥がれ落ちますが、何らかの原因で皮膚の角質に袋ができ、この袋の中に不要になった皮膚組織が溜まったものが粉瘤といわれています。最初は小さくても時間の経過で肥大化し、良性の腫瘍で癌になることはないようですが炎症を起こして痛みを伴うこともありますし、複数もできているのなら一度病院で診てもらった方がよいかもしれません。(看護師)

気になるなら手術で切除も可能

基本的には放っておいて問題ないのですが、炎症が起きて痛むときは抗生物質での治療が必要です。また本人がどうしても気になる場合は局部麻酔を行い切除も可能です。

身体のどこにでも起こり、一旦つぶれて中身が出てきても、袋が残っていると再発を繰り返します。炎症があれば抗生剤で炎症を治めてから根治術を行いますが、手術といっても15分程度で外来で行うことができます。(看護師)
質問内容を拝見したところ、急性期ではなく硬くなっているだけですから、そのままにしてよいと思います。これが痛みを伴ったり大きくなるようなら、病院を受診して抗生物質等を使用する必要はあるでしょう。(看護師)
人によっては気になって局所麻酔で手術をされる方もいますが、患者さんそれぞれの価値観によるところが大きいため、受診するかしないかは実際の皮膚の状態を見ているご本人の判断でよいでしょう。(看護師)

粉瘤を放置したからといって、癌になることはないと看護師さんは説明しています。しかし炎症を起こし痛みを伴ったり、どんどん大きくなってきて気になるようであれば外来で切除手術も可能なので、一度医師に相談するとよいでしょう。

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