健康

2016/03/16

耳年齢の低下による弊害は?老化対策はある?

耳年齢の低下による弊害は?老化対策はある?

実際の年齢より耳年齢が高い場合、どのような支障があるのでしょうか。相談者の30代の男性は、耳年齢が50歳代という結果に、老化が早いのではと不安を感じています。今後どのような対策をとっていけばよいのでしょうか。

30代男性からの相談 :「耳年齢が50代という結果に不安」

耳年齢が低下すると、高い周波数の音が聞こえづらくなるとテレビの番組企画でテストをやっており、試してみたところ自分は50代という結果になりました。耳年齢が実年齢より高いのは問題があるでしょうか。また、高周波数の音が聞こえないのは問題ですか?将来的に耳が遠くなるのが早まらないかと心配です。耳年齢を若返らせたり、老化を防止する方法など、対策があれば知りたいです。(30代・男性)

耳年齢の測定について

年を重ねると高音が聞き取りにくくなるとのことですが、検査結果は環境にも左右されるため、あくまで目安と考え、気になるようなら病院で検査を受けましょう。

確かに聴力が衰えてくると、高い方の音から聞こえにくくなってきます。高周波の音が聞こえにくいと、難聴が進行している場合や、耳の疾患が考えられ、聴覚に異常をきたしている場合があります。テレビで行っている聴覚検査に使われるモスキート音は、特別な高周波の音です。テレビ環境にも左右されますので、これだけで難聴というわけではありません。あくまでも目安として考えてください。(看護師)
聴力は年齢が増すと高い音から聞こえにくくなるため、それを利用して耳年齢を測定することができます。音は耳の鼓膜を振動させ、鼓膜の中にある有毛細胞が振動を感知して脳に読み取った音の情報を送ります。加齢によって高い音を感知する有毛細胞から働かなくなるのです。この有毛細胞は壊れると再生しません。現在の段階で、再生を促す薬の実用化に向けての研究が取り組まれています。(医師)
難聴になるとコミュニケーション障害など、日常生活にも支障がでてきますので、早いうちから対策するとよいでしょう。聴力検査は自己判断よりも病院で行った方が確実ですので、気になるようでしたら病院を受診してください。(看護師)

いまからできる対策法

耳を休めて老化を遅らせる方法、脳を鍛えて聴力の回復を促す方法などがあります。

難聴は加齢と関係が深く、老化した聴力を回復させるのは難しいのですが、普段から騒音を避けることで、耳の老化を遅らせることは可能です。イヤホンで音楽を聴くときはなるべく低音で聞いたり、工事現場の音や掃除機、ドライヤーの音を長時間聞かないこと、騒がしい音を聞いた後は、しばらく音のない静かな環境で耳を休めてください。(看護師)
検査で使用される音は日常生活で使用することがないほど高い音ですので、この音が聞こえないからといって困ることはありません。鼓膜を鍛えることは出来ませんが、脳を鍛えることで聴力を回復する可能性はあるので、たまに目を閉じて音に集中してみるとよいかもしれません。(医師) 

テレビの聴力検査はあくまで目安に、心配な場合は病院で検査を受けましょう。また、日頃からの心がけで、耳の老化を遅らせたり、聴力の回復に向けて働きかけることは十分可能なようです。

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