健康

2016/03/08

排便時、肛門から血が!痛みはないが痔なのか?

排便時、肛門から血が!痛みはないが痔なのか?

誰でも硬い便をした時など、トイレットペーパーに血がついたという経験をしたことはあるでしょう。しかし通常の固さの便でも肛門から出血がある場合、これは一般的にいう「痔」なのか、それとも別に原因があるのでしょうか。

40代男性からの相談:「便秘の時以外でも肛門から出血。痔なのでしょうか?」

常に便秘気味で、時々お通じがある時は決まって肛門から出血します。便も硬くなっているし、ある程度は仕方ないと思っていましたが、便通がよい時でも血が出るようになり心配です。そもそも切れ痔の定義がよく分からないのですが、一時的な出血ではなく慢性的ならば切れ痔と判断されるのでしょうか。肛門からの出血は、痛みがなくても通院した方がよいのでしょうか。大きい病気だと後々困るので、相談させていただきました。(40代・男性)

硬い便などで肛門が切れるのが切れ痔

便秘気味で便が硬くなると、排便の際に肛門が切れて出血することがあり、この場合「切れ痔」と呼ばれるようです。その他にも内痔核や外痔核と呼ばれるイボ痔もありますが、肛門からの出血は痔だけが原因とは限らないため、一度病院を受診した方がよいでしょう。

痔の種類から説明すると、肛門の穴より内側にあるものを内痔核といい、俗にイボ痔と呼ばれるもので、反対に肛門の外側付近にできたものを外痔核といいます。質問にある切れ痔は、肛門の粘膜が切れてしまったものを示します。切れ痔だけなら、軟膏を塗って食べ物に気をつけるなどすればよいですが、一度肛門科あるいは消化器外科のある病院を受診するのもよいでしょう。(看護師)
硬い便を排便した時に、肛門が切れてしまうことはよくありますが、傷が完全に回復しない状態で次の排便が起これば、再び肛門が切れることもよくあります。切れ痔とは肛門の出口付近が切れた状態で、血行不良や硬い便の通過や、頻回の下痢便で起こります。一時的な出血や痛みで病院を受診する必要はないですが、繰り返すようなら一度診てもらった方がよいでしょう。(看護師)
排便に伴い粘膜に傷がついていれば切れ痔ですが、出血の有無だけで正確な判断はできず、肛門からの出血は大腸内で出血している可能性もあるので、まずは病院を受診してみるのが一番だと思います。知らないうちに貧血が進行しているかもしれませんし、場合によっては内視鏡検査などが必要になることもあります。(看護師)

繊維質を含む食事と、排便の習慣をつける

痔の予防には、便秘にならないような生活習慣を送ることが大切です。十分な水分摂取と、繊維質を含む食事を心がけるようにして、また便意がなくても同じ時間にトイレに座るなど、排便の習慣をつけることも大切だとアドバイスいただきました。

まずは、便秘の予防を行ってください。食事は繊維を含む海藻類やきのこ類や根菜、果物や乳製品を多めに規則的な食事を心がけ、水分は1日2000mlを目安に多めに摂ってください。また日頃から適度な運動を行い、なるべく下半身を冷やさないようにしましょう。便意があった時は我慢しないで、できれば決まった時間にトイレに行き排便する習慣をつけるとよいでしょう。(看護師)

便秘で便が硬くなるのを防ぐため、生活習慣の改善を行うのもよいでしょう。しかし出血は痔だけが原因とは限りませんし、できれば一度病院で診てもらった方が安心ではないでしょうか。

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