健康

2016/03/03

耳抜きじゃダメ?息をする音さえ頭に響く耳管開放症

耳抜きじゃダメ?息をする音さえ頭に響く耳管開放症

あまり耳慣れない「耳管開放症(じかんかいほうしょう)」という耳鼻科の疾患。呼吸音さえも頭の中に響く不快な症状があらわれるという耳管開放症とは、いったいどんな病気なのでしょうか。また、よい治療方法はあるのでしょうか。

40代男性からの相談:「自分の声が響くという症状について」

自分の声、心臓の鼓動や呼吸音が頭に響くような症状が続いています。片方の鼻をつまんで思い切り息を吸うと一時的に症状がおさまりますが、くり返すとそれも効かなくなります。唾を飲み込んだりあくびをするとよいといいますが、私にはあまり効果がありません。どうすれば改善できるのでしょうか。(40代・男性)

耳管の働きと耳管開放症

相談内容だけで断定できるものではないようですが、専門家によると相談者さんの症状は耳管開放症の可能性があるようです。これはどんな疾患なのでしょうか。

実際の耳の中の状態を見たわけではないので断言はできませんが、症状としては耳管開放症の可能性があると思います。耳鼻科などの医療機関を受診してください。(看護師)
通常、耳管は閉じた状態で、あくびをした時や唾を飲み込む時に一時的に開放されるようになっていますが、急激なダイエットや、ストレス、生活習慣などが原因で開いたままの状態になってしまうことがあります。これを耳管開放症といいます。(看護師)
耳管開放症の症状は耳が詰まった感じ、自分の声が大きく跳ね返ってくる、呼吸音が大きく聞こえるなどです。(看護師)
飛行機に乗ったり水の中に入ると耳管の空気の通りが悪くなって痛みが生じたり、耳が詰まった感覚になりますが、内耳にたまった空気を通してやることで改善されます。そんなときはあくびや唾を飲み込むことで改善されますが、耳管開放症の方はあくびなどでは改善されません。(看護師)

耳管開放症への対処

確実に対処するためには、もちろん医療機関を受診しなければいけませんが、耳管開放症を患ってしまっているという場合、基本的にはどのような対処方法・治療方法があるのでしょうか。

日常生活の中で気をつけることとしては、水分をこまめにとる、寝る時は横向きで寝る、耳の後ろをマッサージして血行をよくする、ストレスをためない、などがあります。(看護師)
耳管開放症の治療方法は生活指導、点鼻薬や薬の内服のほか、鼓膜を固定させるために鼓膜をテープで固定するものや、手術で耳管を防ぐ方法があります。 (看護師)
耳の状態にもよりますが、治療方法としては針や薬で耳に炎症を起こして耳管がふさがることを期待する方法や、漢方薬の内服などが考えられます。運動がきっかけで起こるようなら、自律神経も少なからず関係していると考えられます。 (看護師)
耳管開放症には、絶対治るという治療方法はないようですが、症状を緩和することはできると思います。自己判断で経過を見ないで、まずは医療機関を受診されることをおすすめします。(看護師)

もしも耳管開放症なのだとしたら、自力で治すのはなかなか困難なようです。症状や状態を見て的確な治療方法を選択できるように、まずは医療機関を受診してみるのがよいようです。

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