健康

2016/03/01

禁煙ガムの正しい噛み方知ってる? 意外と知らない禁煙治療

禁煙ガムの正しい噛み方知ってる? 意外と知らない禁煙治療

「禁煙なんて簡単さ。何度もやったことがある」と皮肉なジョークを言ったのは作家のマーク・トウェインですが、禁煙を試みては挫折する人は今も後を絶ちません。病院の禁煙治療は彼らの救世主となるのでしょうか。禁煙治療について専門家に聞いてみました。

40代男性からの相談:「病院での禁煙治療について」

禁煙に挑戦しても長続きしません。我慢できるのは数日間で、それ以降は理由をつけては吸ってしまいます。最近は病院でも積極的に禁煙治療をしていると聞きました。どんな方法なのか、成功率や期間、費用など細かなところを教えてください。(40代・男性)

マーク・トウェインの言う通り、始めるの簡単だが続けるのはとても難しい禁煙。最近では禁煙外来のCMなどもテレビで流れ、禁煙に取り組みたい人の多さもうかがえます。しかし、禁煙治療という言葉はよく耳にするようになりましたが、治療方法や治療にかかるお金などの大事なところがいまいちわからない人は多いのではないでしょうか。今回は相談者以外にも気になる人がたくさんいるであろう、禁煙の治療法を専門の方に聞いてみましょう。

カウンセリングでニコチン中毒か判断。ガムやテープ・薬で治療

病院での治療はカウンセリングから始まります。治療に使われるのは禁煙ガムやテープ、内服薬です。

愛煙家にとって禁煙はストレスですし、吸ってはいけないと思うと余計に吸いたくなると思いますが、ご自身の意思で禁煙にチャレンジするのはよいことです。禁煙外来ではまず医師のカウンセリングを受け、本当に禁煙する意思があるか確認し、日頃の喫煙の状態からニコチン依存症であるか診断します。ニコチン依存症で禁煙の意思がみられれば治療開始日を決定します。(看護師)
はじめは喫煙しながら薬を飲み、段々と吸わないように減らしていきます。内服薬の作用でタバコがまずく感じられ、自然に吸わないようになるため、我慢や辛抱が必要ということはありません。(看護師)
タバコを吸いたくなったら禁煙ガムを噛みます。噛み続けるのではなく、数回噛んだら5分ほど口の中におきます。これを繰り返し、3か月ほどを目処にガムを噛む回数を減らしていきます。テープはニコチンを含むものを身体の一部に貼るだけの簡単な方法で、大きいサイズから徐々に小さいものへ変更していきます。内服薬は禁煙時のイライラを抑えると同時に、喫煙したら不快にさせる効果があります。(看護師)

成功率は8割。もっとも大事なのは本人の強い意思

約8割の人が禁煙に成功するものの、治療後にまた吸ってしまう人もいるようです。禁煙の成功には本人の強い意思がもっとも大事です。

タバコは依存度が強く、喫煙年数や本数に比例して依存度も高くなります。途中で喫煙したくなっても医師のサポートがあるため、多くの人が禁煙に成功しますが、約半数は1年後に喫煙を再開する状況です。禁煙にはなにより強い意思が必要です。(看護師)
機関や禁煙法にもよりますが、費用は3割負担で10,000~20,000円です。期間は8~12週ですが、もっと早くに成功することもあります。費用が高いか安いかは人によりさまざまでしょうが、400円のタバコを1日1箱吸うと、月30日で12,000円になり、8週で22,400円、12週だと33,600円、1年で146,000円です。禁煙すればこれだけの金額を別のことにまわせるようになります。(看護師)
成功率は8割ぐらいですが、人に勧められて嫌々始めた場合、治療終了後にまた吸ってしまうこともあります。そうした背景も禁煙が継続できるかの要因となりますが、喫煙は呼吸機能の障害や肺癌リスクもあり、百害あって一利なしです。やめたほうがよいのは間違いありません。(看護師)

病院の禁煙治療ではガムやテープを使い、内服薬がこれをサポートしてくれます。成功率は8割と高いものの、本人の強い意思がもっとも大切です。健康のために禁煙を成功させましょう。

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