口臭

2016/02/07

歯磨きのやり過ぎは逆効果? 口臭が治らない原因とは

歯磨きのやり過ぎは逆効果? 口臭が治らない原因とは

口臭は自分にとっても他人にとっても、気持ちのよいものではありません。一度気になると、入念な歯磨きなどで口臭を抑えようとしますが、改善するどころか、ますますひどくなることも。口臭予防のためには、どのようなことに注意が必要なのでしょうか。

10代男性からの相談:「歯磨きやブレスケアも効果なし。口臭を予防するには?」

自分ではあまり気にしたことはないですが、最近、家族に僕の口臭がかなりきついことを指摘されてショックでした。それ以降、友達や彼女に口臭いと言われたら嫌なので歯磨きを念入りにして口臭を抑えるためブレスケアもしていますが、それでもどう思われているのか気になります。自分でできる歯のケアはすべて試しましたが、どうすれば口臭を抑えることができるのでしょうか。(10代・男性)

歯の磨きすぎに注意! 唾液分泌の低下が口臭の原因になってるかも

唾液の分泌が減ると、口腔内の雑菌が繁殖してニオイの原因となりますが、歯の磨き過ぎなどが影響していることもあるようです。また歯磨きの仕方が間違っていると、何度やっても歯石や歯垢が落ちず、それらが蓄積するため、そういった磨き残しも口臭の原因となります。正しいブラッシングの仕方を歯科医院で教えてもらうのもよいでしょう。

10代は自律神経のバランスが不安定になりやすい時期であり、そのことが口腔内の環境、特に唾液の量や質に影響してきます。天然の抗菌洗浄液である唾液が減ると、口の中のバイ菌が増えて歯や舌の表面に付着します。増えたバイ菌は悪臭のするガスを産生し、これが口臭の主な原因となります。(歯科衛生士)
マウスウォッシュや歯磨きのしすぎで、口臭が改善するどころか、逆にひどくなるケースが増えています。特に、アルコール系の成分が配合されている歯磨き粉などは、一時的な殺菌効果はあってもすぐに菌が増殖しますので、ほとんど意味がありません。それどころか口腔内の唾液をすべて洗い流してしまうため、雑菌が繁殖しやすい環境になりやすいです。口腔内で菌が繁殖すると歯肉炎、知覚過敏などの歯周病の原因になったりもしますので洗いすぎで逆にそういった疾患を患てっている可能性もあります。一度歯科医院で診察してみるのも一つの手かと思います。(看護師)
唾液は口腔内の雑菌の増殖を抑える効果がありますので、唾液まで洗い流してしまうのは逆効果です。歯の隙間などの磨き残しは歯磨きの仕方によっては落ちませんし、間違った歯磨きの方法をしていれば何度やってもその歯石、歯垢は落ちません。歯磨きは確実に歯垢を落とすことが重要になるため、一度磨き残しがないかどうか、歯科で診てもらった方がよいかもしれません。ちなみに、ブレスケアとはどのようなことをしているのでしょうか。口臭の原因が口腔内にある場合、いくらブレスケアをしても効果はないと考えられます。(看護師)

食事や睡眠などの生活習慣の改善を

唾液の分泌を促すための食事や、その他の生活習慣を改善することも大切です。また舌苔が多くついていれば除去し、虫歯があればきちんと治療しましょう。

舌の表面に白い舌苔が分厚くついていると、口臭の原因になりえます。歯ブラシでゴシゴシせず、専用の舌クリーナーで優しく落としましょう。強くやり過ぎると逆に舌苔を傷つけてしまい、そこから菌が繁殖して口臭の悪化の原因になりますので注意しましょう。また、舌苔のつきにくい生活習慣を心がけてください。運動不足や睡眠不足、暴飲暴食、炭酸飲料やお菓子の摂り過ぎなどは避け、唾液を出すためによく口を動かして水分補給をしっかり行いましょう。虫歯や歯茎の腫れなどの歯周病があれば、きちんと治療してください。(歯科衛生士)
まだ若いですので、内科的疾患からくる口臭ではないと思いますが、胃腸障害や肝機能障害でも口臭の原因となります。これも少し頭に入れておくと、将来役に立つかもしれません。(看護師)

過剰な歯磨きなどは、逆効果になってしまうこともあるようです。まずは、磨き残しがないようにきちんとブラッシングできているか、口腔環境によくない生活習慣ではないかなど、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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