メタボリック

2016/02/06

20代の頃から200を超える中性脂肪…経過観察で大丈夫?

20代の頃から200を超える中性脂肪…経過観察で大丈夫?

働き盛りの男性にとって、中性脂肪の値はとても気になります。今回は40代の男性からの相談です。20代から中性脂肪の値がずっと高いままだといいます。それ以外は特に問題がないという男性ですが、このまま放っておいてもよいのでしょうか。専門家に聞いてみました。

40代男性からの相談:「若い頃から高いままの中性脂肪の値、経過観察でよい?」

20代からずっと中性脂肪の値が高いのですが、このまま放っておいてもよいのでしょうか。値は200を超えていますが、コレステロール値は、みな正常です。健康診断や人間ドックでは経過観察でよいといわれています。お酒は週に1~2日、飲酒量は普段は350mlの缶ビールを1本、忘年会などで時折、酔うほどに飲みます。運動はあまりしていませんが、毎日30分歩いていたことがありましたが、その頃と今で中性脂肪の数値は変わりませんでした。(40代・男性)

およそ30~149までが正常値とされる中性脂肪の値。今回の相談者さんは20代から200mgの高い値が出ているようですね。一般に150~299の間は運動や食事の改善で正常値まで下がることもあると言われますが、相談者さんはこのままで経過観察で大丈夫なのでしょうか? 軽いウォーキングはしているようですが、さらに改善する手立てはあるのでしょうか? 専門の方に聞いてみましょう。

放っておくと病気になる可能性も。経過観察のうちに改善を

中性脂肪値が高いと、動脈硬化などの病気になるリスクが高まります。経過観察のうちに原因を取り除き、改善を目指しましょう。

コレステロールは正常でも、中性脂肪値が高いままだと、動脈硬化などの心臓血管疾患を起こしやすくなります。経過観察でよいとのことですが、このまま放置すれば治療が必要になってくると思われます。恐らく現在は、境界であるように察します。(看護師)
年齢も40代後半ですし、この先、動脈硬化なども進んでくるでしょう。血圧や体重はいかがですか。普段の生活習慣がそのまま生活習慣病の原因となります。自覚症状のない生活習慣病は重大疾病の原因となります。まだ経過観察で済んでいる今のうちに、食生活や運動習慣を見直されることをおすすめします。(看護師)

食生活の見直しを心がけて。運動は続けることが大切

中性脂肪を下げるためには食事内容の見直しが必要です。運動は、すぐには効果は現れません。継続して行いましょう。

飲酒は控えた方がよいですが、質問者さんの飲み方なら飲酒量も多くなく、さほど影響ないと思います。それよりも食事による影響が大きいように思います。中性脂肪を下げるには、食事を見直すことが大切です。中性脂肪の排出を促す繊維質やポリフェノールを含むもの、肝臓の働きをよくする魚介類や大豆製品を多めに、バランスのとれた3度の食事を心がけてください。食事量は腹八分目で、よく噛んで食べましょう。(看護師)
脂肪は運動でしか減らせません。30分歩いていた頃の運動強度はどれくらいでしょうか。30分歩くといっても、早歩きで30分歩いたのか、だらだらと歩いたのかによっても変わってくると思います。できれば散歩や軽いジョギングで、少し汗をかくようにしてください。効果がなかったようですが、中性脂肪は簡単に減るものではありませんから、持続させなければ意味がありません。(看護師)

中性脂肪が高いと病気の原因になります。自覚症状のない今のうちから生活習慣を改めるのがよいようです。食生活を改善し、継続した運動を心がけましょう。

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