健康

2016/01/30

湿疹のかゆみがつらい…疲れによる肝機能低下と関係が?

湿疹のかゆみがつらい…疲れによる肝機能低下と関係が?

仕事終わりの晩酌が欠かせないという方は、多いかもしれません。しかし、飲酒を続けていると気になるのが、肝臓への負担。相談者の男性は、全身に湿疹が出るのは肝機能が低下しているせいではないかと考えていますが、実際はどうなのでしょうか。

50代男性からの相談 :「毎晩の飲酒が湿疹に影響している?」

仕事の帰りが夜10時過ぎで、睡眠4時間、ビールと焼酎を毎日飲んでいます。なかなか疲れが取れず左右の足に湿疹ができてしまい、皮膚科でステロイドの塗り薬を処方してもらいましたが、よくなりませんでした。最近は手足にかゆみが出ても気にならず、お腹やもものあたりに湿疹ができると我慢することができないくらいかゆいのですが、1日経つとなくなります。これらは肝臓の影響があるのでしょうか。(50代・男性)

湿疹と肝機能の関係

明確な関連性は見られないものの、肝臓がアルコールをうまく解毒できなかった場合に、かゆみが出てくる可能性はあります。

湿疹の原因はいろいろありますが、肝機能が低下してくると解毒作用がうまくできなくなり、蕁麻疹が出やすくなります。睡眠時間も短いですし、通勤による疲れやストレスがたまっているのかもしれません。お酒はほどほどにして、睡眠をとるようにしてください。週に1~2回は休肝日を設けるとよいでしょう。(看護師)
肝臓と発疹の関係について明確に関連があるとはいえませんが、アルコールと皮膚のかゆみは関連があります。アルコールを摂取すると身体が温まるのは、皮膚の血管が拡張して血流がよくなるためです。しかし血流がよくなるとかゆみは増し、お風呂や布団に入って温まったときも同様です。逆に患部に冷たいタオルをあてると、かゆみは引きます。(医師)
肝臓は、身体の不要な成分を無害にして排泄する解毒作用があります。しかし肝臓が弱るとその能力が低下し、普段ではアレルギーの元とならないようなものでも、蕁麻疹を発症する可能性はあります。(医師)

疲労や乾燥も湿疹の原因では

飲酒のほかにも疲労や寝不足、乾燥などが関係していることが考えられます。

私たちの身体は年齢とともに水分や油分が失われ、皮膚は乾燥し、皮膚のバリア機能が低下して外部の刺激に弱くなります。外部の刺激をかゆみとしてかくことで、さらにかゆみの物質が分泌され、かきむしってしまうほどの状態を起こします。(看護師)
食事はタンパク質や野菜を中心に、肉より魚の脂分の少ない食事を心がけてください。代謝を促すために散歩や軽いジョギングがおすすめですが、難しい場合は一駅前から歩いたり、階段を使うなど、可能な範囲で運動しましょう。かゆみがあるときは冷たいタオルで冷やし、ステロイドの軟膏は皮膚が清潔なときに症状のある部分にだけ、薄く塗るようにしてください。(看護師)
冬場は乾燥によるかゆみも考えられ、肝臓の機能が低下すれば、かゆみを自覚することもあります。ステロイドが処方されているようですが、かゆみが改善しなかった点も含めて再度皮膚科の医師に相談されてはいかがでしょうか。(看護師)
睡眠不足や疲労も肝臓を弱める原因になり、また発疹は服にあたるところや、湿気があり皮膚の薄いところにできやすいです。湿疹は身体からのSOSと捉え、生活の見直しと肝臓のチェックを行いましょう。(医師)

肝機能とかゆみが直接関係しているとはいい難いですが、原因の一部になっている可能性はあるようです。

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