健康

2016/02/02

朝、胸焼けするのは肝機能が原因か…または過食のせい?

朝、胸焼けするのは肝機能が原因か…または過食のせい?

若いときには、カロリーの高い食事でも問題なく消化できていたのに、最近は胸焼けがする…という経験はありませんか。高脂質な食事が好きだが、肝機能の数値が高いという男性から、胸焼けの原因は肝機能の低下か?加齢のせいか?という相談が寄せられました。これらは関係しているのでしょうか。

30代男性からの相談:「高血圧だが、脂質の多い食べ物が好き」

健診の血液検査で、いつもコレステロールや肝機能の数値が高く、要観察という状態です。血圧も高く体格も大柄です。飲酒はしませんが、脂っこいものが好きで大食いだと思います。約1年前から朝目覚めると、たまに胸焼けがするのですが、これは肝機能の異常でしょうか?それとも加齢で代謝が悪くなり、肝臓とは関係なく、ただの食べ過ぎなのでしょうか?(30代・男性)

胸焼けが起こりやすい場合、どんな疾患が?

胸焼けが長引く場合は、消化器内科の受診を検討しましょう。

起床時の胸焼けは空腹時の症状で、考えられる疾患は胃酸過多・逆流性食道炎です。胃酸は通常食べると増えて消化を助けますが、ストレスで増えることもあります。さらに寝ているときは立っているときと比べて胃の入り口に中身が移動するため、胃酸を含む胃の中身が食道や喉まで逆流し、起床時の胸焼けが起こります。(医師)
痛みや胸焼けがある場合は、胃や十二指腸の潰瘍であったり、胆石発作の可能性もあります。食生活を見直しても改善がない場合は、これらを疑って病院で検査を受けましょう。(医師)
若い頃に比べて、消化機能が低下しているからかもしれませんし、食べ過ぎかもしれません。胸焼けが続く場合は、逆流性食道炎と呼ばれる病気も鑑別にあがってきます。長く症状が続くようでしたら、消化器内科を受診することも考慮してください。(看護師)
このままの食生活を続けられると高血圧や高脂血症や糖尿病、肥満、動脈硬化などの生活習慣病になる可能性が極めて高いです。生活習慣病は自覚症状が出ませんが、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞のリスクを高めますので、食生活の改善をおすすめします。内服治療を続ける場合は医療費もかかってきます。(看護師)

食事や生活習慣の改善点

食事内容や量、食べ方などでも数値や症状を改善することができます。

動物性脂肪を含む食べ物、遅い時間の食事や食べ過ぎは、肝臓や胃腸にも負担をかけます。寝る2時間前には食事を終わらせてください。脂質の多いものを食べる場合は昼に、朝と夜は野菜中心の食事にし、栄養バランスを整えて1日のカロリーをコントロールしてください。(看護師)
野菜や海藻などカロリーの低いものから食べ始めると、血糖値の急激な上昇を抑えて食べ過ぎを防ぐことができます。コレステロールを下げるために青魚や緑黄色野菜を多めにし、よく噛んで食べましょう。また軽く汗をかく程度の運動を毎日行い、代謝をよくしてください。ストレスや疲れでも肝機能は低下するため、睡眠をしっかりとって心身ともに休むようにしましょう。(看護師)
胃の入り口は年齢とともに緩んできますが、内臓脂肪で胃が押されやすくなると症状が出やすくなります。改善には、毎回の食事の量を8分目にする、食後2時間は横にならないこと、そして減量することが必要です。食事内容は柑橘類と炭酸飲料を避けましょう。また内服薬で症状は改善できます。(医師)

肝機能や加齢が原因とも考えられますが、生活習慣の改善が求められます。長引く場合は消化器内科で相談することをおすすめします。

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