メンタル

2016/01/28

ひどい浪費と不眠が続く躁状態…躁うつ病とどう向き合う?

ひどい浪費と不眠が続く躁状態…躁うつ病とどう向き合う?

躁うつ病で問題なのは、うつのときだけではありません。躁状態での浪費が止まらないという30代の男性が今回の相談者です。不眠にも見舞われ、躁からうつに転じた後は自殺衝動に襲われるという男性ですが、どう対処すればよいのでしょうか。

30代男性からの相談:「躁状態の浪費と不眠をどうすれば?」

躁うつ病ですが、躁転時の浪費癖と睡眠不足に困っています。所持金をすべて使ってしまうので、何度も弁護士に相談し、生活費の支払いを猶予してもらっています。そのうえ何日も眠くならない状態が続き、うつ状態になると毎回、自殺衝動に駆られます。躁転による被害を最小限に抑えるにはどうしたらよいでしょうか。(30代・男性)

お金を使える状態にしない!使える金額を決めて浪費予防を

お金を使える状態にしておかないことが大切です。使える額を決めておけば、浪費しても被害は最小限に抑えられます。

躁うつ病の治癒は難しく、症状のコントロールが治療の目標となります。お金を使ったときにマイナスな気持ちが多いため、うつになると自殺企図を起こすのでしょう。(看護師)
自覚なく高額商品を買ったり、借金したり、できない約束で他人に迷惑をかけたり、逸脱行動で社会的問題を起こすなどが躁状態の問題点ですが、自分で症状を把握できていればある程度は自制できると思います。(看護師)
躁転時の対処法を主治医や弁護士と話し合い、メモしておきましょう。カードを持たず、普段の生活費とは別に1万円くらいを信頼できる友達や家族に預け、所持金がなくなったら使うようにしましょう。(看護師)
1週間か10日ごとに使える額を決め、追加でお金をおろせないようにすれば、衝動的に使っても残金があるため、浪費後の反動も小さいはずです。(看護師)
現金だけで生活し、クレジットカードやキャッシュカードは家族などに預けましょう。それでも抑えられないときは成年後見制度もあります。手続きが必要ですが、家族や弁護士・司法書士を後見人として財産の管理や契約を見張ってもらう方法です。(医師)

眠れなくても無理しない。うつになったら頑張らない

眠れないときに無理に寝ようとするのは逆効果。一人で悩まず、不安な思いを家族や医師に打ち明けましょう。

眠れないときは無理せず、横になって身体を休めましょう。じっとしていられなければ、外に出るのではなく、音楽や読書など、好きなことでリラックスを。医師に相談して安定剤を使用してもよいでしょう。(看護師)
躁状態の睡眠不足は自力での改善は難しいです。投薬で改善できないか医師に相談しましょう。(医師)
うつになったら頑張らないことです。何もしたくなければボーっとしていてよいですし、身体を動かせるのでしたら散歩や軽い運動で気分転換を。自分を責めたり一人で解決しようとせず、不安なことは周りの人や主治医に打ち明けましょう。(看護師)
治療の不満は担当医に相談し、それでも納得いかなければ他の医師に相談を。病気と付き合うには自分が納得した治療を受けることが大切です。複数の医師の意見を聞くことは治療を受け入れる一つの方法です。ただ、他の病院にかかる場合、セカンドオピニオン扱いで自費になることもありますので事前に問い合わせを。(医師)

お金を自由に使えないよう工夫して浪費を防ぎましょう。眠れないときは無理せず、つらい気持ちは家族や主治医に打ち明けましょう。

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