睡眠時無呼吸症候群かも…放置すると身体にどんな悪影響が?

  • 作成日:2016.01.26
  • 更新日:2016.01.20
健康

就寝中、一時的に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」ですが、自分では気づいていなくても我が身に起こっているかもしれません。睡眠時無呼吸症候群を放っておくと、身体にどのような影響があるのでしょうか。

30代男性からの相談:「睡眠時無呼吸症候群は、身体にどのような悪影響が?」

子どもの頃、親に睡眠中呼吸が止まっているといわれたことがあり、その後、特に治療することなく36歳になってしまいました。日中すぐ眠くなったり、朝の目覚めがすっきりしないことが日常化しており、疲れがたまっていたり飲酒時などに、いびきをかくことがあります。なかなか通院する時間がとれませんが、このまま放置しておくと身体に何か悪影響があるのでしょうか。 (30代・男性)

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは、就寝中一時的に呼吸が止まってしまう症状をいいます。寝ているときに起こるため自分では気づきにくく、家族の指摘でわかることも少なくないようです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、寝ているときに呼吸が一時的に止まってしまう疾患ですが、10秒以上の呼吸停止が約7時間の睡眠中に30回以上、または1時間に5回以上の無呼吸があればSASと診断されます。就寝中のことなですで、家族に指摘されてわかったり、日中に起こる強い眠気や集中力のなさや疲労感が続くという自覚症状で気づく方もいます。(看護師)
睡眠時無呼吸症候群は脳の病気や肥満などが原因で、寝ている間に十分な呼吸ができなくなる病気です。就寝中のため本人は気付かないことが多く、家族にいびきや呼吸が止まっていると指摘されることもあります。(医師)

脳卒中や就寝中の突然死などのリスク

就寝中の無呼吸により全身の酸素が不足して、脳卒中や心筋梗塞、また就寝中の突然死のリスクが高くなるといわれています。日中は車の運転などに支障をきたすこともあり危険ですので、早めに病院で検査を受けた方がよいかもしれません。

呼吸停止が続くと、全身の酸素が不足して就寝中にもかかわらず心拍数が上昇し、放置しておくと心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まります。(看護師)
実際に30秒息を止めるだけでもとても苦しいのに、検査を受けると2分ほど呼吸が止まっていたり、通常96%以上あるべき身体の酸素量が70%台まで低下していることがよくあります。毎晩このような状態が続くと、睡眠中少ない酸素で身体を維持しなければならないため、高血圧や狭心症、脳卒中などの危険性が上がることがわかっています。(医師)
日中に強い睡魔が現れ、交通事故や工事作業中の事故などが起きやすくなり、過去に起きた電車の事故でも、運転手のSASが原因と判断されました。社会的問題にもなりかねないので、早めに病院を受診した方がよいでしょう。病院で実際に寝て調べる方法や、自宅でもできる検査法があります。(看護師)
睡眠時無呼吸症候群の人はそうでない人と比べ、夜間の突然死が2.5倍多いといわれているため、一度、病院を受診した方がよいでしょう。検査は呼吸や脳波を見る機械をつけて寝るだけで、外来で行う簡易検査と入院して行う精密検査があります。(医師)

就寝中ですので本人は自覚がないようですが、このまま放置しておくと取り返しのつかないことにもなりかねません。検査は比較的簡単なようですので、早めに病院を受診したほうがよいでしょう。

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