男性不妊

2016/01/26

子どもが欲しい場合、タバコはやめたほうがよいのか?

子どもが欲しい場合、タバコはやめたほうがよいのか?

妊活中の男性から、タバコと妊娠の関係について相談がありました。できれば禁煙したくない様子ですが、タバコをやめなくても子どもはできるのでしょうか。

30代男性からの相談:「子づくりのため、やはりタバコはやめたほうがよい?」

今年に婚約をして、お互い同い年なので妊活をしております。毎日マカを6粒飲み、子どもができやすい時期には夜の営みも欠かさず行っておりますが、半年以上経っても妊娠していない状況です。もともとタバコ嫌いな彼女はタバコが原因だといってきますが、一度は禁煙をしてみたものの体調がおかしくなり再度、喫煙しています。年齢が年齢なので今月から病院に行くことを決めましたが、病院で禁煙するようにいわれたらどうしようか心配です。でも子どもは欲しいので自分のワガママを通すつもりはありませんが…。禁煙しなくても子どもはできるのでしょうか。(30代・男性)

喫煙は妊活に対し百害あって一利なし

喫煙は精子の量や質に影響し、EDの原因にもなるため、男性不妊の原因となります。また、副流煙を吸う母体にも悪影響を与えるため、受診すれば禁煙をすすめられるのは当然です。

男性不妊の原因は他にもありますが、喫煙も原因の一つです。自然妊娠するためには、精子の数が十分であること、運動率の高い精子が存在していること、正常な精子が多いことが条件になります。喫煙者は非喫煙者に比べ、精子量が20%近く減少し、精子の運動率が低下し、精子が劣化しやすいといわれています。(看護師)
喫煙も男女問わず妊娠のしやすさでいえば非喫煙者のほうが妊娠しやすいというデータがありますし、喫煙によって男性の場合は精子濃度、異常な形態の精子が作られたりしますので禁煙したほうがよいでしょう。(看護師)
タバコは血流を悪くし、EDの症状を引き起こす場合もありますし、副流煙によって、パートナーにも悪影響を与えます。不妊外来を受診すれば、禁煙をすすめられるでしょう。喫煙していても妊娠は可能ですが、確実に元気な子どもを妊娠するため、お子さんが産まれたときのことを考えても、今から禁煙した方がよいでしょう。(看護師)

胎児や子ども、家庭への影響も考えて

妊娠できたとしても、パパの喫煙が胎児に、あるいは生まれてきた子どもに及ぼす影響も考える必要があります。喫煙の習慣は、家庭を経済的にも圧迫します。

仮に妊娠したとしても妊婦にとっては副流煙などが原因で流産になる可能性もゼロではありません。流産の原因は胎児の染色体異常が考えられますが、喫煙している質問者様をみればどう言葉で繕っても責められるかもしれません。将来的にも子どもが生まれれば支出も増えます。タバコ嫌いな奥様からしたら無駄な出費。今のうちに禁煙されることを私はおすすめします。(看護師)
愛煙家にとって、禁煙はストレスになりますから、禁煙外来を受診したり、他のもので気を紛らわせたり、無理のない禁煙を行ってください。(看護師)

喫煙は男性不妊の原因になるため、本当に妊娠を望んでいるなら、禁煙がおすすめです。今のうちに禁煙すれば、副流煙による母体や胎児への害も、将来、子どもが生まれて物入りになる家計への負担も、未然に防ぐことができます。

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