健康

2016/01/23

健診のたびに胸のモヤに指摘が…治療あとなので大丈夫?

健診のたびに胸のモヤに指摘が…治療あとなので大丈夫?

健康診断で別室に呼ばれると、ひどく不安になるものです。今回の相談者は20代の男性。健診のたびに別室に呼ばれ、再検査になるといいます。原因は過去の結核の治療痕ですが、なぜ男性は毎回、再検査になってしまうのでしょうか。専門家に聞いてみました。

20代男性からの相談:「胸部X線で毎回、過去の治療あとを指摘されるが大丈夫か?」

健康診断の胸部X線で異常が見つかりました。大した異常ではないものの、右胸のあたりにモヤがかかっているように見え、結核の可能性があるため、後日MRI検査をするといわれました。その結果、病気でなく、治癒したあとのようだとのことでした。毎年、検査を受けるたびに、その項目に注意と書かれ、結果は問題ないといった感じです。気になっていますが、治癒したあとなので気にしなくてもよいのでしょうか。(20代・男性)

健診の異常のすべてが治療対象ではない

再検査になったからといって、病気と決まったわけではありません。あまり神経質にならなくてもよいようです。

健康診断や病院を受診したときには、必ずといってよいほど、胸のレントゲンを撮ります。その際、異常陰影が見つかることもありますが、すぐに病気、入院というわけではありません。陰影が見つかった場合、元々あったものなのか、新しくできたものか、また、拡大しているか、濃くなっているかが重要になります。その場合、時間をおいて再度、撮影したりCTやMRIで詳しい検査を行います。(看護師)
再度レントゲン撮影を行った時点で、もともとある陰影と判断されれば、精密検査は行ないませんし、定期的な検査だけで問題ありません。検査項目に注意書きをされたのも経過をみるためですから、神経質にならなくてもよいでしょう。今後も定期的に健診を受けるようにしてください。(看護師)

結核治療を受けたことがあれば問診表に記載を

結核を治療した経験があるのでしたら、問診表に書くようにしましょう。事前にわかっていれば、再検査をせずに済む場合もあります。

過去に結核にかかったことがあるのでしょうか。結核にかかった場合、1%程度は再発する可能性がありますので、2年間程度は経過をみます。結核治療を受けたことがあれば、健康診断の問診表にその旨を記載しておけば余計な検査をしないで済むように思います。(看護師)
健診の問診表には既往歴といって過去に治療した疾患を記載する箇所がありますので、そちらを記載してください。過去にしっかりと結核を治療したのであれば問題ないですが、治療したかどうかは覚えていますか。毎年指摘を受けているのであれば、次回からは記載するようにしてください。でないと、今後も検査のたびに同じことの繰り返しになってしまいます。(看護師)

健診で再検査になったからといって、すべてが治療対象というわけではありません。過去に治療した病気があれば、問診票の既往歴の欄に書いておきましょう。肺に影が見つかっても治療あとだと判断できれば、再検査にならずに済むこともあります。

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