健康

2016/01/22

酒とプリン体はイコールじゃない!痛風になる前の予備知識

酒とプリン体はイコールじゃない!痛風になる前の予備知識

夜のお付き合いが続くと、健康への影響が気になります。今回の相談者は30代の男性です。付き合いで飲酒の機会も多く痛風にならないか心配と悩む男性に、専門家からは「お酒を飲んだからといってプリン体が増えるわけではない」との回答が。いったいどういうことなのでしょうか。

30代男性からの相談:「痛風の原因のプリン体を把握して抑える方法は?」

病気や持病は遺伝すると聞きますが、父が重度の痛風です。痛風も遺伝するのでしょうか。痛風はプリン体の影響を受けやすいというものの、健診にはプリン体の項目はありません。プリン体を定期的に数値で計ることはできないのでしょうか。夜のお付き合いを減らさず、プリン体を抑える方法はありますか。(30代・男性)

ハゲと病気は遺伝するというように、痛風にも遺伝があるのでしょうか…確かに気になります。お酒の席が多いという相談者さん。ビジネスマンにとってはお酒の席も重要な仕事ですから、数は減らせないですし…プリン体に関する知識を身につけておいて損はないことでしょう。それでは専門の方にお話しを伺いましょう。

アルコールすべてにプリン体が多いわけではない

すべてのお酒がプリン体を多く含むわけではありません。ほとんど含まれていない焼酎やウイスキーを控えても、プリン体の摂取量は変わらないので注意しましょう。

ビールにプリン体が多いことで、飲酒を控えるようにという認識が高まりましたが、焼酎やウイスキーにはプリン体はほとんど含まれておらず、お酒を飲んだからといって、プリン体が増えるわけではありません。(看護師)
レバーや魚の卵、干物やとんこつのスープにもプリン体が含まれています。お酒を飲まなくても、これらを頻回に摂取すれば、痛風になる可能性が高まります。特定機能食品にはプリン体を下げるものもあり、そういった食品を摂り入れていくのもよいでしょう。(看護師)
お付き合いを減らさず、プリン体を抑えるには、プリン体を抑えたビールや焼酎などを飲み、しっかり水分補給することです。1日の水の分量の目安は約2リットルです。干物をつまみにビール、シメにラーメンはよくありません。(看護師)

プリン体の数値は尿酸値が目安に。健康な生活を心がけて

尿酸値はプリン体の代謝産物。プリン体が増えると尿酸値も高くなりますので、健診時に尿酸値をチェックしましょう。

今のところ自宅でプリン体を検査できませんから、定期的に健康診断を受けてください。検査では尿酸値が測定されます。尿酸値が高くなるのはプリン体が原因といわれ、尿酸値が痛風の判断になります。(看護師)
プリン体の数値は採血結果で示されませんが、尿酸値は表示されていると思います。尿酸はプリン体の代謝産物で、過剰に摂取すれば多く産生され、排泄できる量を上回れば尿酸値の値が上昇します。(看護師)
痛風に関わる遺伝子が判明したことから、痛風も遺伝は否定できませんが、痛風の主な原因は食生活や生活習慣です。同じような食生活や家庭環境によって、家族内で発症することが多いようです。(看護師)
肥満にならないように、少し汗をかくくらいの運動をして代謝をよくしましょう。激しい運動は逆に尿酸値を高めます。(看護師)
健康に対する意識を高く持ち、日頃から運動習慣や水分摂取をこまめにし、尿とともに尿酸を体外に排出すればよいでしょう。結局、規則正しい生活習慣にバランスのとれた食事と運動習慣が、一番健康によいという話です。(看護師)

お酒の機会が多い人は、飲み方を工夫するのがよいようですね。プリン体を管理しようと思ったら、尿酸値をチェックしましょう。遺伝要素はあるものの、生活習慣の影響も大きいです。健康的な生活を心がけましょう。

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