健康

2016/01/16

健診で赤血球の数が多いと診断…突然増えた原因は?

健診で赤血球の数が多いと診断…突然増えた原因は?

血液検査で、赤血球の数が多いという結果が出たことはないでしょうか。貧血とは反対の状態のようですが、赤血球の数が多い場合どのような原因が考えられるのか、また身体にどのような影響があるのでしょうか。

40代男性からの相談:「一時期、赤血球の数値が上昇。原因は何?」

昨年の健康診断で血液検査の赤血球数が多いと診断され、続くようなら相談を、ということでしたが今年は数値が下がっていました。ただ、昨年の数値がずっと気になっており、ネットで調べてみると貧血の逆の状態のようですが、突然、赤血球の数値が上昇してしまった原因について知りたいです。(40代・男性)

血液内の酸素減少やストレスでも

赤血球の数が多くなるのは、何らかの理由により血液中の酸素が不足したり、ストレスなどによっても起こるようです。血液の疾患などが原因の場合もありますが、一時的なものでしたら、そのときの生活習慣が影響しているのではないでしょうか。

赤血球数が基準よりも多いことを多血症といい、血液疾患の症状の一部であったり、ストレスで赤血球が増えている場合にも起こります。白血病などの血液疾患との鑑別のため、骨の中にある作りかけの血を抜いて検査する骨髄検査がすすめられることもあります。(医師)
赤血球増加症は、血液内の酸素量が減少した場合、酸素を運ぶ役割のヘモグロビンを増やそうとして赤血球が増加する状態です。高所居住者、肺気腫など肺の疾患が主な原因で起こる他に、脱水状態ですと全体の体液が不足しているため、見かけ上、赤血球が増えていると判断される場合もあります。(看護師)
赤血球が増えたときは、まず生活環境を見直します。血圧が高くないか、喫煙はしていないか、肥満ではないか、高い所に住んでいないかなど、この中で改善できるものは改善しましょう。(医師)
検査結果で連続して異常が認められたり、検査値が異常に高値ですと、血液の疾患や骨髄機能の異常を考慮して詳しい検査が必要になりますが、一時的なものでしたらストレスが原因の場合もありますので様子を見てよいでしょう。気になるようでしたら、年に2回ほど血液検査を受けるようにしたり、献血でも赤血球数は調べることができます。(看護師)

血栓を作り脳梗塞などの原因になることも

赤血球の増える程度によっては、赤血球同士がくっついて血栓を作ってしまい、脳梗塞などの原因になることもあると医師は説明しています。

赤血球の増え方や程度によっては、勝手に赤血球がくっついて血液の中でかさぶたのような物を作ってしまうことがあり、このときできた血栓で脳梗塞や心筋梗塞などを起こしてしまうこともありえます。(医師)

一時的に数値が高かったのは、恐らく生活習慣が関係しているのではないでしょうか。今後、また数が増えたり高い数値が続くようなことがあれば、そのときは病院の受診を検討してみてはいかがでしょうか。

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