健康

2016/01/15

尿酸値が基準値超えで5年間、要観察…下がらないが大丈夫?

尿酸値が基準値超えで5年間、要観察…下がらないが大丈夫?

健康診断などがきっかけで、普段自分では意識していない尿酸値などの数値上昇に気づくことがあります。まだ治療するほどではないが経過観察といわれた場合、これまで通りの生活を送っていてよいのか、何か改善策はあるのでしょうか。

30代男性からの相談:「尿酸値を基準値内に抑えるためには?」

健康診断で、尿酸値が基準値(7.0mg/dL)を超えて8に近い状態のままなのですが、5年間、要経過観察なので病院には行っていません。お酒を控える、水を多く飲むようにするなどを実践していますが、数値が下がる気配がありません。痛風にかかった際のつらさはよく聞くので、ああはなりたくないと思います。このまま経過観察でよいのか、何か対策をするべきか教えてください。(30代・男性)

痛風などの原因、プリン体の摂取を控える!

飲酒自体を控えて十分な水分摂取をすることは、とてもよい対策です。あともう一つ心がけたいことは、飲食物に含まれるプリン体の摂取を控え目にすることだと、医師や看護師さんは説明しています。

尿酸値には食生活が大きく影響します。アルコールを控えるのは原則ですが、ビール以外の焼酎やウイスキー、ブランデーにはさほどプリン体は含まれていません。かといって、たくさん飲んでよいわけではないのですが、飲酒するならプリン体を抑えたビールや焼酎などを飲むようにした方がよいでしょう。(看護師)
尿酸値が高くて困ることは大きく2つで、1つは痛風、もう1つは尿管結石や痛風腎と呼ばれる腎障害の原因となることです。お酒を控える・水分を摂ることは高尿酸血症を改善するよい方法ですが、その他にプリン体の多いものを摂取しないということも気にしてみましょう。(医師)
肉類や魚介類にはプリン体が含まれますが、極端に控えると栄養面で問題ですので、野菜を中心とした食事を心がけてください。(看護師)

尿酸値上昇には2つのタイプが

尿酸値の数値が8未満だと、生活習慣の見直しなどで改善を図るのが一般的です。しかし尿酸値が上昇する原因は主に2つあり、場合によっては生活習慣の改善だけでは数値を下げることができないケースもあるようです。

一般的に、内服治療の対象となるのは尿酸値が8を超えている場合で、7台だと食事や生活指導が中心です。ただし尿酸値上昇の原因は2つあり、尿酸値の元を取り過ぎている場合は食事で改善可能ですが、もう1つの原因、腎臓が余分な尿酸を出せない場合は患者の努力だけで改善することは難しくなります。この2つが合わさった混合型もありますので、一度、病院を受診して血液検査と尿検査で自分がどちらのタイプか診断してもらうとよいでしょう。(医師)
5年間もぎりぎりの状態なのでしたら、検診だけではなく、病院で検査を受けた方がよいかもしれません。日常生活を見直しても改善しない場合は、薬による治療が必要になります。少しきついかなと思う程度の軽いジョギングや散歩など、有酸素運動を心がけてください。(看護師)

数値が8を超えていないとしても、5年間、要観察の状態が続いているため、一度、病院で検査を受けた方がよいかもしれません。日常生活ではプリン体の摂取を控える、適度な有酸素運動を行うなどを実践してみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加