メンタル

2016/01/12

カメラを向けられると息苦しい…これはパニック障害か?

カメラを向けられると息苦しい…これはパニック障害か?

特定の場所やある環境に置かれると、激しい動悸や目眩に襲われるパニック障害。起こる原因や程度は人により様々ですが、たとえばカメラの前に立つと息苦しくなるというのは、パニック障害に該当するのでしょうか。

30代男性からの相談:「カメラの前に立つと感じる圧迫感は、パニック障害?」

高校生の頃からですが、カメラを正面に向けられたりカメラの前に立つと、急に圧迫感のようなものを感じて息苦しくなります。日常生活に特に影響はなかったし、当時は高校生でパニック障害という言葉も知らなかったので放置していましたが、この年になり改めて考えたら不安になりました。これはパニック障害なのか、それとも違うのでしょうか。(30代・男性)

恥ずかしい思いなどがトラウマに

パニック障害は、過去に恥ずかしい思いをした経験などがトラウマとなり、同じような場所や環境に置かれると、動悸や呼吸困難などの症状が発作的に現れます。

この症状だけでは何ともいえませんが、特定の場所や、恥ずかしい思いや嫌な思いをしたときと同じ状況になったときに、理由もなく不安になり息苦しさや動悸、過呼吸や呼吸困難になる場合はパニック障害が疑われます。また、うつの症状でも似たようなことが起こるため、専門家でも判断しにくい場合があります。(看護師)
パニック障害になる人の特徴に、人の目を気にしやすいということがあります。もしかしたら無意識のうちに、カメラや写真に関連した恥ずかしい経験があったのかもしれません。(医師)

生活に支障があれば病院受診

カメラの前だと誰でも多少は緊張するものですが、極度の緊張で激しい動悸が起こるなどの場合、一度、病院を受診してみるのもよいでしょう。生活に支障をきたすほどでなければ、4・7・8・呼吸法というものを試すのもよいと、医師はアドバイスしています。

ある特定の行為で不安を抱くのは、パニック障害と考えてよいでしょう。問題は、それで何か支障があるかどうかということです。たとえば人付き合いに支障が出たり、激しい動悸などがあれば治療を受けた方がよいでしょう。緊張する場面の少し前に安定剤を服用するだけで、症状が軽くなります。(医師)
カメラの前に立つと少なからず誰でも緊張しますし、特に証明写真などの場合は、ほとんどの方に経験があると思います。カメラの前以外、例えば電車やエレベーターに乗ったときなど、限られた空間や緊張する場面で同じように息苦しさを感じる、カメラの前だと異様なぐらい緊張するようでしたら、心療内科や精神科のカウンセリングを受けてみてください。(看護師)
薬を使うほどでなければ、呼吸に集中してみましょう。たとえば、落ち着きやすくなるといわれている4・7・8・呼吸法などもよいですね。4秒で息を吸う→7秒息を止める→8秒で息を吐く呼吸法です。普段からちょくちょく実践してみて、写真を撮るような場面があれば呼吸に集中してみてください。(医師)

ある特定の場面で決まって息苦しくなるのは、パニック障害に該当するようです。しかしそれほど症状が強くなく、日常生活に支障がなければ、アドバイスいただいた呼吸法などを試してみるとよいかもしれません。

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