メンタル

2016/01/11

毎日、酒を飲まないと寝付けないのは病気か…解決策は?

毎日、酒を飲まないと寝付けないのは病気か…解決策は?

お酒を飲んで眠ると、寝つきはよいものの睡眠の質はよくないということはよく知られています。飲まないと寝つけない、飲んで眠ると日中に眠気や集中力不足、疲れた気分に悩まされるという場合、どうすれば解決できるのでしょうか。

30代男性からの相談:「お酒に頼る睡眠の改善方法は?」

毎日お酒をけっこう飲んでしまい、その状態で寝てしまいます。寝つきは早く深いのですが、深夜に目が覚めてしまい、そこからなかなか眠ることができません。その状態で仕事をしていると眠気に襲われたり頭がボーっとしたり、やけに疲れた気分になります。集中力もなくなり仕事のパフォーマンスが著しく低下しているようにも思います。かといってお酒を抜くとまったく寝つけず、物音や時計の秒針などが気になり眠りが浅い気がします。これは病気なのか、一度、診察を受けた方がよいのか、よい解決策があれば教えてほしいです。(30代・男性)

酒で寝つきはよくなるが、熟睡を妨げる

アルコールの摂取で寝つきはよくなるものの、熟睡できなくなるため、睡眠薬代わりの効果は期待できません。それよりも、リラックスできる環境や習慣作りに力を入れてみましょう。

アルコールを摂取すると身体が温まり、その後に体温が冷めていくため、入浴後と同じ効果で眠気がきます。またアルコールの作用で全身の筋肉がゆるみ、眠りやすくなります。しかし、その後すぐに利尿作用が現れるためトイレに起きてしまったり、いびきがある人は気道や舌の筋肉が緩むことでいびきが悪化して熟睡できません。そのため、アルコールを飲むと寝られるからといって、睡眠薬代わりに使用するのはおすすめできません。(医師)
眠るときは静かな環境で、時計の針は音の出ない物に変えてください。眠ろう、寝なければと思うと、余計に脳が興奮しますから、目を閉じて横になってリラックスしてください。布団を温めておいたり、温かい牛乳を飲んだり読書したり、寝る前の習慣を作ってください。どれくらいという基準はありませんが、楽しむための飲酒を心がけてください。(看護師)

アルコール依存症に発展するリスクに注意

寝つきをよくする効果が徐々に薄れていき飲酒量が増えるなどして、アルコール依存症につながる可能性があります。休肝日をきちんと守り、不眠の解消目的にお酒を使うのはやめて、必要なら軽い薬を使う方がよいようです。

アルコールで寝つきがよくなるのは最初の方だけですから、毎日飲み続けていると、飲んでも眠れなくなる場合があり、特に休肝日は、飲んでいないという思いからさらに不眠になります。飲酒を眠るため、ストレス解消の目的にすると、依存症のリスクが高まりますから、せっかくの休肝日には飲酒しないようにしてください。(看護師)
お酒をやめられないのであれば依存症です。アルコール依存に対応できる精神科で相談しましょう。アルコールはやめられるけれど、寝られなくて困るのであれば、脳があれこれ考え事をして眠る準備に入れていない可能性がありますので、寝る前に軽めの安定剤や睡眠導入剤を使用する方法もあります。(医師)

お酒は寝つきをよくしますが、熟睡を妨げるため、睡眠薬代わりの使用はできません。そのような飲酒の仕方を続けることで、アルコール依存症につながる可能性があります。不眠はお酒ではなく不眠の薬で調整するのがよいようです。

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