健康

2016/01/06

健康診断の結果だけではわからない!今や約5人に1人が隠れ高血糖!?

健康診断の結果だけではわからない!今や約5人に1人が隠れ高血糖!?

30代、40代から気にするべき生活習慣病

働き盛りの30代、40代。この年代になるとメタボの割合も高まってきて、生活習慣病も進行してくるなど、なにかと不調が現れ始めます。
生活習慣病には高血圧や脂質異常症、糖尿病、肥満などがあり、これらを放置しておくと、動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。このような生活習慣病は、健康診断の「血圧」や「総コレステロール値」、「血糖値」の項目を確認することでその進行状態を確認することができますが、その中で見逃されがちなのが「隠れ高血糖」です。

健康診断では見逃されがちな「隠れ高血糖」

一般的な健康診断で計測するのは、8時間以上飲食を止められたうえでの「空腹時血糖値」です。しかし、この結果が正常な値であっても、食事をしたあとに血糖値が急激に上がる「食後高血糖」であれば糖尿病の予備軍とも言え、十分に心筋梗塞や脳梗塞につながる可能性あるのです。実は日本人にはこの食後高血糖の人が多く、40代の約5人に1人は隠れ高血糖であるとされています。

隠れ高血糖は糖尿病の前段階

食後高血糖は、空腹時血糖値が高い人ほど状態は悪化していないものの、放置しておけば糖尿病に発展する危険性が高く、「隠れ糖尿病」とも呼ばれています。

糖尿病では、体の細い血管が障害されることで起こる糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害のほか、太い血管の動脈硬化が進むことによる脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などの合併症が重大な問題であり、糖尿病の慢性合併症と呼ばれています。
これら慢性合併症を発症すると、たとえば糖尿病腎症であれば定期的に人工透析を受けなければいけなくなったり、糖尿病網膜症であれば視力低下から最悪失明するなど、その人の人生を大きく左右することになります。

隠れ高血糖は自宅でもチェック・対策できる

健康診断でもわかりにくい隠れ高血糖ですが、薬局などでは、少量の血液や尿で検査できる検査キッドも売られています。手軽に自宅でチェックすることができるので、高血糖が気になる方におすすめです。検査キットで陽性の場合は、医療機関で専門的な検査を受けてみるとよいでしょう。

また、自宅でできる対策もあります。
対策の基本は、バランスのよい食事と適度な運動です。食事では、血糖値を上げない食べ方を心掛けましょう。炭水化物(糖質)を摂り過ぎないように気をつけ、食事をする際は糖の吸収を緩やかにする食物繊維を含む野菜から食べ始めるようにします。早食いも血糖値を急激に上昇させるため、ゆっくりと食べることも大切です。

さらに、近年注目される「ALA」など、高血糖対策に役立つ栄養素を積極的に摂取するのも有効です。ALAは、体内でつくられるアミノ酸の一種。体内で糖を原料としてエネルギーを生産するミトコンドリアの働きをサポートするため、糖の消費を促し、空腹時と食後の血糖値をダブルで対策できることがわかっています。ALAの体内での生産量は加齢やストレスによって減っていくため、サプリメントなどで効率的に摂取しましょう。

隠れ高血糖は糖尿病の前段階ではあるものの、血管はもうダメージを受け始めています。糖尿病に進行させないためにも、早期発見、早期対策が重要なのです。

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