メンタル

2016/01/10

突然、不安感や恐怖感にさいなまれる…治療するには?

突然、不安感や恐怖感にさいなまれる…治療するには?

急に不安や恐怖に襲われるという症状に悩まされている男性から、相談が寄せられました。自律神経が乱れているのでしょうか。どんな治療が必要なのでしょうか。

20代男性からの相談:「急に不安感、恐怖感が出てくるのは自律神経の乱れか?」

1人でいるときに急に不安感が出てきてすぐに恐怖感も出てきます。お風呂に入っているときによく出てきて、今は自分1人だ、と考えてしまうとさらに強くなります。考えないようにと思っても急に不安になります。自分では自律神経が乱れているのではと考えていますが、最近では外に出るのも不安感になるのでは、と怖くて病院に行くのもつらいです。カウンセリングやお薬でどの程度回復するのでしょうか。またどのくらいの治療に時間が掛かりますか。(20代・男性)

パニック症候群の可能性が考えられる

お風呂での不安感が、閉鎖された空間であることから起こっている場合は、パニック症候群の可能性があります。徐々に練習するとともに、カウンセリングを受けるとよいようです。

閉鎖された空間や限られた空間、エレベーターの中や、バスや電車の中などで、不安や恐怖心が起こる場合は、パニック症候群を疑います。その場合は、できるだけ限られた空間にいないこと、バスや電車に乗る場合は、時間の余裕をもって、途中下車しながら、気分が落ち着くのを待って行動します。(看護師)
たとえば、会社に行くまで、2駅で気分が悪くなったら一旦、下車して一休みします。次の日、2駅で大丈夫でしたら、3駅まで移動します。できるようでしたら、徐々に行動を広げていきます。ダメだと思ったら、無理する必要はありません。あくまでも練習です。(看護師)
自分では抱えこまず、診療内科や精神科でカウンセリングを受けた方がよいと思います。どのくらい回復するかは、症状や治療法にもよりますから、この状況では何ともいえませんが、解決法は見つかると思います。(看護師)

ネガティブ思考に支配される不安神経症の可能性も

神経質な性格とネガティブな考え方が引き起こす、不安神経症の症状である可能性もあります。早めの治療開始と、自己判断で中止せずに治療を続けることが大切です。

不安神経症の方は入浴時に不安を感じる人が多いようです。入浴時は1人になっていることに加えて、自分を守る衣服がないことも関連しています。この状態には自律神経は関連していません。(医師)
基本的には神経質な人が、ネガティブな考え方をしやすくなります。失敗しないように、人は脳の中でいろいろと準備をするのですが、失敗や困ったときのことばかり想像するようになると、そればかりで頭の中を占めてしまい、その行動をとることが不安になり、できないことが増えていきます。(医師)
早いうちに治療をすれば、早く治療効果は出ます。薬を決まったように継続して服用すれば、早い段階で気にならなくなるでしょう。人によっては、治療は年単位になります。しかし、もともと神経質な人がなりやすいので、自己判断で治療を中断すると、また同じ症状が出ます。脳のネガティブな回路が落ち着くまで、病院の指示に従ってきちんと治療することが大切です。(医師)

急な不安感や恐怖感の原因は、パニック症候群の可能性や不安神経症の可能性が考えられます。どちらの場合も早めの受診が望ましく、きちんと治療を続ければ解決策を見つけることが可能です。

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