メンタル

2016/01/09

パニック障害の治療後もまだ不安と緊張が…どうすれば?

パニック障害の治療後もまだ不安と緊張が…どうすれば?

パニック障害の治療を受け、もう発作が起こることは少なくなったとしても、実際に生活していく上で不安なこともあるでしょう。してみたいことがあるがやっぱりまだ何となく怖い、このような状況を克服する手段はあるのでしょうか。

30代男性からの相談:「パニック障害の発作は出なくなったが、緊張しやすくなった」

パニック障害の治療を受け始め、まもなく1年です。発作が起こることはなくなってきたが「以前、普通にできていたけど、発作が出て以降に何となく抵抗があること」を久しぶりにしようと思うと、極度に緊張します。長距離の高速道路の運転などがそうです。一度してみて何もなければ、以後はそれ程緊張しませんが、やはりその「一度してみる」とことに抵抗があります。 (30代・男性)

事前に下調べをして準備万端に

発作が起きそうな状態に身を置き、実際には何も起こらないという体験を繰り返していく「行動療法」というものがありますが、最初は不安があって当然です。そのため、たとえば高速道路の運転でしたら、事前に休憩できるSAを調べるなどして、心にゆとりを持つようにしましょう。

治療の一つに行動療法というものがあり、発作が起きそうな状態を体験して何も起きないことを体感していくという方法です。しかし不安もあると思いますので、いくつか逃げ道を作っておくとよいでしょう。高速道路の運転でしたら、時間に余裕を持ちSAで休んだり一旦、高速を降りられるようにしておいたり、安定剤を持ち歩くなどです。気分転換に新しいCDをかけたり歌いながら運転するなど、他のことに気が向くようにするのも手です。(医師)
以前に高速道路の運転で発作を起こし、しばらく行っていないのでしたら、まずは車の運転から始めてください。ここからここまでと走行距離を決め、途中に駐車場やコンビニなど休憩できる場所があるか確認しておき、気分が悪くなったり無理だと思ったら中止してください。(看護師)

不安を受け止め上手に付き合う

不安な気持ちは、身体が以前のことを思い出し警告信号を出しているのですが、あまり神経質になりすぎてもよくありません。車の運転の場合は、最初は短い距離から徐々に長くするなど、少しずつでよいので、できることを増やしていきましょう。

相談者様が体感したように、発作が起きた状況をもう一度、体験して何も起きないことを確認すれば、徐々にできることが増えてきます。パニック発作の不安感は、身体が以前の不安を思い出して忠告を発しているのですが、過剰になって行動を制限すると色々と支障が出ます。不安を邪魔なものととらえず「忠告してくれて有難う。でももう大丈夫」と口に出してみると、不安な気持ちとうまく付き合えることもあります。(医師)
無理に行う必要はないですが、症状が落ち着いているのでしたらパニック障害を克服するための訓練と思ってください。目標を達成できたら、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。苦手な所に行くときも、まずは駅まで、近所まで、建物の前までと少しずつ近づく感覚で練習してください。緊張すると思うときは無理をせず、通院中でしたら主治医と相談しながら行いましょう。(看護師)

少し不安だと思うときは、事前に下調べをして余裕を持って出かけるようにしましょう。少しずつでもよいので、不安に思っても何も起こらないことを体感していけば、徐々に改善するのではないでしょうか。

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