メンタル

2016/01/07

強迫性障害か潔癖症か?他人の触ったものが気になる…

強迫性障害か潔癖症か?他人の触ったものが気になる…

自身の潔癖症を自覚している人は少なからずいますが、強迫性障害とはどのように違うのでしょうか。他人の触ったものをすぐにアルコール消毒したり、手を10分以上洗い続けてしまうのは、強迫性障害のせいではないかと悩む相談者の男性。治す方法はあるのでしょうか。

40代男性からの相談 :「アルコールとティッシュが手放せないのは強迫性障害か?」

潔癖症か強迫性障害かわかりませんが、他人が触ったものを触った後、すぐに手を洗いに行って10分以上も水で洗っています。自分のPCのマウスを他人が触ったときは、アルコールをつけたティッシュでマウスを綺麗になるまで拭いています。何も付いていないから大丈夫と思っても、次の瞬間アルコールとティッシュを持ってます。これは強迫性障害でしょうか?治りますか?(40代・男性)

強迫性障害の可能性

相談の症状から判断すると、強迫性障害の可能性が高いようです。

潔癖症の方は何度も手を洗ったり、不安や強迫感がなく、ホコリがたまっていると気になって掃除を始めたり、他人が家に来た場合はスリッパを履いてもらう、靴下を脱いでもらうなど、神経質な綺麗好きともいえます。強迫性障害は、不潔になる恐怖や手を洗わなければならない強迫にかられますが、手以外には関心がなく、ホコリがたまっていても無頓着の場合があります。(看護師)
相談内容からでは手に執着しており、気が済むまで手を洗ったりと、綺麗好きのレベルを超えて強迫されている感じがあります。診断は精神科医によるものですので、この場では何ともいえませんが、強迫性障害に近いかもしれません。(看護師)
日常で何か困るようなことがあれば、強迫性障害と考えられます。困ることというのは、ご自身がそのことばかりに気をとられてしまい、仕事や日常生活に支障が出ていたり、他人に様々なことを強要して人間関係にヒビが入ってしまうといった場合です。(医師)
強迫性障害は、推測ですが100人に1人程度がかかっていると考えられており、珍しい病気ではありません。この病気の特徴は、頭ではやりすぎているとわかっているのに、やめられないところにつらさがあります。受診は精神科になります。(医師)

強迫性障害の治療について

治療方法は2つあり、精神科医の指導に従って行われます。

強迫性障害の場合、薬による治療と本人の強迫観念を取り除く治療を行います。せずにいられない行為を我慢し、しなくても大丈夫と確信することで、不安を取り除いていきます。この訓練を続けることで、克服できます。しかし治療はあくまでも精神科の医師の指示のもとに行わなければならず、個人によって治療法も異なりますから、心配でしたら精神科を受診してください。(看護師)
治療は認知行動療法と内服治療があります。認知行動療法は、我慢できずに起こしていた行動を我慢するといった内容になります。内服薬は行動を我慢することによる不安を抑える薬を長く服用することが多いですが、改善したからといって自己判断で中止することは絶対にしないでください。せっかく改善していた症状が再発しやすくなります。(医師)

手に執着しているなどの症状から、潔癖症よりも強迫性障害の可能性が高いとのこと。治療は精神科医の指導のもとで正しく行うようにしてください。

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