健康

2016/01/02

激しい物忘れは認知症の兆候か…早いといつから発症する?

激しい物忘れは認知症の兆候か…早いといつから発症する?

誰でも歳をとると、物忘れが増えてきます。しかし、たかが物忘れと思っていても、もしかして認知症では?と不安に感じることもあるでしょう。単なる物忘れと認知症では、どのような違いがあるのでしょうか。

40代男性からの相談:「物忘れが激しいと、認知症になりやすいのか?」

40代になり、多少物忘れをするようになりました。以前は暗記が得意でしたが忘れることが多くなり、会社の同僚とも「歳だから最近物忘れもするし、何度も読まないと覚えられないな」と話をします。そこで質問ですが、物忘れが激しくなると認知症になるのも早いのでしょうか。暗算や暗記を毎日行うと認知症予防になるのか、また認知症は早いといつ頃から発症するのでしょうか。(40代・男性)

物忘れと認知症の違いについて

単純に、「物忘れが激しい=認知症」というわけではないようです。よくある物忘れは、物事の内容を忘れて思い出せないというものですが、認知症の場合は内容以前に、その物事があったかどうか自体を忘れてしまいます。

物忘れが激しいと認知症になりやすいのではなく、物忘れが認知症の症状の場合があります。物忘れ以外に日付がわからない、少し前の行動を忘れている(食事をした、入浴したなど)、自分がいる場所がどこかわからない、料理の手順がわからない、同じ話を繰り返すなどがあれば注意が必要です。(看護師)
物忘れは「約束した内容を忘れる」のに対し、認知症は「約束したこと自体を忘れる」というもので、その他に「朝ごはんが何だったか忘れる」のと「朝ごはんを食べたことを忘れる」という違いもあります。そのため物忘れは日常生活でそれほど困りませんが、認知症は人づきあいでトラブルになったり、「朝ごはんを食べさせてもらえない!」などと怒ったりします。(医師)

若年性アルツハイマーなども

最近は若くして発症する認知症もありますので、「何歳ぐらいで発症する」とは一概にはいえません。予防法はないのですが、いわゆる脳トレなどは加齢による物忘れの進行を防ぐのに有効なようです。

最近は若年層のアルツハイマーなど、20代でも発症する場合があります。残念ながら予防法はないですが、生活環境を整えたり暗算などの脳トレを行うことで進行を遅らせることができます。(看護師)
記憶力は20歳前後をピークに低下していくため、40代だと忘れっぽくなるのは普通です。いわゆる脳トレは、加齢による物忘れの進行をある程度、抑制できるようですが、認知症は脳卒中などの病気で起きることもありますので、完全な予防はできません。(医師)
できるだけ規則的な生活でバランスのとれた食事を心がけ、適度な運動を行ってください。運動をしながら簡単な計算を行うとより効果的で、たとえば100から7を引くことを繰り返し計算していく、九九を1の段から9の段までいうなどです。自分でもおかしいなと思ったり周りからの指摘があれば、早めに病院を受診しましょう。(看護師)
18歳でも発症する可能性のある認知症もありますので、年齢が若いから必ずしも大丈夫とはいえません。もし家庭や会社で支障が出ているようでしたら、一度、病院で検査するとよいでしょう。しかし質問の内容を見る限り、認知症ではないと思われます。(医師)

40代ですと、物忘れが増えてきてもおかしくはありません。単なる物忘れと認知症の違いについて上記のようにアドバイスいただきましたので、ぜひ参考にしてください。

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