メンタル

2016/01/02

理解のない職場を退職…発達障害の私に向いている仕事は?

理解のない職場を退職…発達障害の私に向いている仕事は?

ここ数年「大人の発達障害」という言葉を耳にする機会が増えました。しかし、病気そのものへの理解はなかなか進んでいない現状があり、社会生活において苦しんでいる方も多いようです。発達障害の方はどんな職場環境や仕事を選んでいけばよいのでしょうか。

20代男性からの相談:「発達障害の人に向いている仕事は?」

発達障害と診断され、保健師の紹介により市役所で事務の仕事に就きました。直属の上司に病気のことは伝えたのですが、理解がなく「皆と会話をしろ」「休み時間に一人でいるな」といったり、私のやることやることに、いちいち文句をつけてきました。不眠症やストレス性胃腸炎になり、ボロボロになって辞めました。保健師に紹介された仕事なので安心していたのに、本当に大変な思いをしました。私にはどんな仕事が向いていますか。(20代・男性)

発達障害に対する社会の理解不足

発達障害についての社会の理解は、まだまだ浸透していない現状があります。相談者の方が仕事を辞めたことは、自分を守るための最善の選択でした。

大変な思いをしましたね。もしかしたら保健師は、公務員であれば病気を理解してもらえるのではないかと思ったのかもしれません。以前よりは発達障害について社会の理解が進んでいますが、まだまだ一部であるのが現状です。発達障害であっても、周りの理解があればどんな仕事でも可能だと思います。(医師)
嫌な思いをしてつらかったですね。保健師も実際にそこで働いたわけではありませんので、内情までは把握していなかったのでしょう。仕事を辞めたのは自分を守るための最善の方法だったと思います。よく決断しました。(看護師)

発達障害のある人に向いている仕事とは

発達障害の方は、複数の業務を同時にこなさなくてよい仕事、人との交渉がない仕事が向いています。自分の興味がある分野や自分のペースで進められる仕事を探していきましょう。

比較的続きやすい仕事の特徴としては、複数の業務を同時にこなさなくてよいことと、人との交渉がない仕事が向いています。自分のペースでできる仕事としては、カメラマンや記者、一つのものをコツコツ作るような仕事も向いています。もし、自分が興味を持っていることがあれば、それを自分のペースで進められるような仕事がないか探してみましょう。(医師)
発達障害の症状の程度によりますが、梱包作業やお弁当の盛り付け、商品のチェックなど、単調な作業を繰り返す仕事はいかがでしょうか。また、発達障害の方は誰にも負けない能力があったりします。記憶力が優れている、絵の才能がある、コツコツと真面目に仕事ができるなど、自分の能力や好きなことを活かせる仕事はないでしょうか。パソコンが使えるのでしたら、自宅で好きな時間にできるパソコンを使った仕事もたくさんあります。(看護師)
障害者支援センターでは、障害者の就職支援や職業リハビリなど、雇用管理に関する支援を行っています。必ず自分に合った仕事が見つかると思いますので、諦めずに働きたいという気持ちを大切にしてください。(看護師)

発達障害への社会の理解は以前より進んでいるものの、まだ一部という現状のようです。複数の業務を同時にこなさなくてよく、人との交渉がない仕事が向いていますので、自分の興味がある分野で、自分のペースでこなせそうな仕事を探してみることも一案です。

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