健康

2015/12/30

便秘と下痢の繰り返し…腸の検査は異常ないが、どうすれば?

便秘と下痢の繰り返し…腸の検査は異常ないが、どうすれば?

ちょっとしたことで下痢になり、市販の下痢止めを飲んで便秘になり、というトラブルを繰り返している男性。腸の検査でも異常はなく、薬も効かないようですが、どうすれば解放されるのでしょうか。

40代男性からの相談:「便秘と下痢の繰り返しから解放されたい」

若い頃から下痢気味の日々が続き、夏でもコーヒーはホット、風呂上りのビールや冷たいジュースを飲めば約2時間後には腹痛を伴う下痢になってしまいます。その結果、ついつい市販の整腸剤および下痢止めを飲んでは次は便秘になり、また冷たい物を飲んでは下痢になるといった繰り返しの日々を送って早30年は経っています。病院で大腸の内視鏡カメラの検査もしましたが異常なしでした。常にトイレがないと不安で、旅行もトイレ付きのバスを選択しています。現在は市販薬を徐々に多め多めに飲んでしまわないと効かないのではと、悪い傾向へと向かっており、まったく改善されずこの歳まで来ました。病院でも過敏性大腸炎の薬を出してもらっても効きません。何かよい方法はないでしょうか。(40代・男性)

生活と食事の見直しから

生活や食事を見直し、お腹を冷やしたり、気にしすぎてストレスがかかったりしないように心がけましょう。市販薬に頼る前にお腹を温めるなどして様子を見てみるとよいでしょう。

大腸の検査で異常がなかったのでしたら、まずは生活や食事を見直しましょう。コーヒーやビール、冷たい飲み物は腸の刺激になりやすい飲み物です。そしてお腹を冷やさないようにしてください。腸はストレスの影響を受けやすい臓器です。下痢をしたらどうしようと考えていること自体が、かなりのストレスになっていると思われます。(医師)
薬の服用が心配でしたら、下痢をしてもすぐに薬を飲むのではなく、お腹を温めたりして、しばらく様子を見てください。(看護師)

薬は用法・用量を守って服用を

市販薬を自分の判断で徐々に増やしたりせず、用法・用量を守って服用しましょう。また、医師に相談し、必要に応じて頓服や安定剤を処方してもらうと安心でき、改善につながるかもしれません。

薬には決まった用量がありますから、たくさん飲んだからといって、期待以上の効果が現れるわけではありません。どんな薬でも、自己判断で増量したり中止するのはよくありませんから、市販薬でしたら説明書にある用量、用法を必ず守ってください。できれば、医師に相談して薬を調節してください。(看護師)
腸の薬にはそのときの症状を抑えるための速効性のものと、普段から腸の状態をよくしておくための予防的なものがあります。過敏性腸症候群の薬は予防的な意味合いが大きいですので、効果がなくても困ることがなければ、継続して服用しましょう。そのうえで、下痢がひどいときに服用する頓服をもらっておくと安心です。また、お腹が気になって仕方ない場合は、安定剤を処方してもらうと効果があることもあります。(医師)

下痢と便秘を繰り返す症状があるものの、腸には異常がないという場合は、まず生活と食事を見直すところから始めましょう。薬は用法・用量を守って使用し、症状が出ても市販薬をすぐ飲むのではなく、お腹を温めるなどして様子を見るとよいでしょう。医師と相談のうえ安定剤などの使用を検討するのも一つの方法です。

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