健康

2015/12/28

痔になってから排便が怖くて便秘に…悪循環を断つ方法は?

痔になってから排便が怖くて便秘に…悪循環を断つ方法は?

痔になると排便が怖くなり、うまく力めずに便秘になり、さらに排便が難しくなって痔が悪化するという悪循環に陥る人もいるようです。どうすればこのつらい状態を打開できるでしょうか。

40代男性からの相談:「痔になってから排便時に恐怖感。うまく排便する方法は?」

随分前に痔を患ってからというもの、排便時に肛門を傷めるのが怖く、うまく力めないようになりました。そのためか、うまく排便できない日が重なることが多くなり、今度は便秘の症状に悩まされるようになりました。便秘時の排便はさらに気を遣うため、排便自体が怖くなってしまい、便通が起きないまま数日が過ぎてしまうこともしばしばで、精神的にも肉体的にもつらい状態が続いています。肛門を傷つけずにうまく排便する方法など、あったら教えてほしいです。(40代・男性)

まずは便をやわらかくする工夫を

乳製品、水溶性の食物繊維、水分補給など、便をやわらかくするために役立つ食習慣を取り入れましょう。緩下剤を上手に使うのも一つの方法です。

質問者のように、痔になると排便が怖くなり、我慢してさらに便秘が悪化して痔も悪化するということはよくあります。基本的には便をやわらかくすることが重要です。薬を使用しない場合、日本人では牛乳など乳製品を摂ると便がやわらかくなることが多いです。(医師)
食物繊維は水溶性と非水溶性があります。非水溶性の食物繊維は摂り過ぎると便の量が増えて、排便時に肛門の負担になるため、水溶性の食物繊維を意識して摂りましょう。食材では果物・いも・海藻類で水溶性の食物繊維が摂れます。食事で改善しない場合は、病院で緩下剤タイプの下剤を処方してもらいましょう。(医師)
食事はアルコールや脂肪分を含むものは控え、繊維質の多い物、乳製品を中心にバランスのとれた規則的な食事を心がけてください。水分も多めに摂り、少し汗をかくくらいの運動を行ってください。(看護師)

すべりのよくなるオイルなどを肛門に塗っておくのもよい

痔の改善には、日々の生活の中で身体を温め、肛門を引き締めて排便習慣をつけることが大切です。肛門にすべりのよくなるものを塗っておくのもよいようです。改善が思わしくないようでしたら、受診も視野に入れるとよいでしょう。

下半身を冷やさないようにし、入浴時は湯船につかって、体をよく温めてください。いぼ痔でしたら、このときに自分の指で痔を押し込んで、そのまま肛門を数秒間、きゅっと引き締めてください。肛門を引き締める運動は、普段の生活でも数回行ってください。(看護師)
便意を我慢すると、腸内で水分が吸収されさらに硬い便になりますから、我慢せず、できれば毎日同じ時間にトイレに行って、排便の習慣をつけてください。排便前に馬油やベビーオイルを肛門に塗っておくと便のすべりがよくなります。(看護師)
痔の種類によっては、病院で治療しない限り治らないものもありますので、一度、肛門科にかかられるとよいと思います。(医師)

痔により排便が怖い場合は、とにかく便をやわらかくする食べ物を摂るように心がけましょう。また、肛門を引き締める運動や毎日排便習慣をつけることに加え、肛門にオイルなどを塗ってすべりをよくすることも助けになります。

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