健康

2014/09/28

自覚症状のない不整脈、受診は必要なのでしょうか

自覚症状のない不整脈、受診は必要なのでしょうか

自覚症状もないのに健康診断で不整脈が指摘されてびっくりした、という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そもそも不整脈とは何でしょう。自覚症状がない場合は問題ないのでしょうか。不整脈を指摘されたらどうすればよいのでしょうか。

30代男性からの相談:「健康診断にて2年連続で不整脈が指摘されました」

自覚症状はありませんが、会社の健康診断で2年連続不整脈が指摘され病院を受診。検査の結果大きな問題はなかったそうですが、次回の健康診断でまた再検査は避けたいもの。不整脈を防ぐ方法を探している男性からの相談です。

会社の健康診断で2年連続不整脈と判断されました。私自身、具合が悪い等の自覚症状はありません。健康診断後の人間ドッグでは異常なしとでます。その後、会社側から再検査を求められ受診。エコー、運動機能、ホルターと3つの検査を実施し、微弱な期外収縮があるとわかりました。しかし見た限り心臓に異常はなく、運動機能検査でも体力は高校生並み、運動中は期外収縮の波が消え安定すると言われ一安心しました。会社では顔を合わせたくない人もいますが、気にせずストレスを溜めないようしています。運動もウォーキングやランニング、エレベーターなどは使わず階段を使うなど、気をつけています。お酒は1週間に1度、カフェインの過剰摂取はしていません。春にまた健康診断があり、引っかかって再検査は非常に疲れます。不整脈、期外収縮を防ぐ、またはなくすための方法はないのでしょうか?

治療の必要がない不整脈と治療対象になる不整脈があります

一言に不整脈といってもその原因はひとつではありません。治療が必要な不整脈なのか、様子を見てもよい不整脈なのか、病院を受診してみるのはよいようです。

一般成人で不整脈は散発しています。心電図には基本波形があり、その波形から外れてしまうとそれはすべて不整脈と言われます。中には治療の必要がない不整脈もありますが、健康診断では基準値以外はすべて正常ではないと判断されます。普段、不整脈を感じ受診されても、心電図に異常が見つからずに何でもないと言われ帰る方が多くいらっしゃいます。わずか10数秒の心電図で不整脈が見つかっただけラッキーと思うと、健康診断もやる意味が生まれるかと思います。(看護師)
自覚症状がある場合、検査、治療対象になります。自覚症状がなくても普段から徐々に心臓に負担がかかり、心臓が疲れている事もあります。(看護師)

ついつい怠りがちな心臓のケアを大切に

自覚症状が無いだけに、検診はわずらわしいと思いがち。しかし、今からのケアが将来的なリスクヘッジに。

今は心配ないようですが、将来的な心臓疾患のリスクは高いかもしれません。健診で指摘を受けたらその都度受診される方がよいと思います。(看護師)
1年に1回ですし、そこは健康のため面倒がらないでください。毎年受診することで小さな変化も見逃さず早期発見で大事に至らずに済むかもしれません。お大事に。(看護師)
30代40代は、まだ若いという気持ちもあり重度感を持ちません。普段から付き合っている身体に慣れているため発見が遅れる事が多々あります。(看護師)
心臓が原因で脳梗塞、心筋梗塞などになる事があります。心臓自体に変化がないか診てもらうためにも、健康維持のためにも、面倒かもしれませんが年1回の検査は受けておいた方が無難かと思います。(看護師)
毎年病院を変えてしまっては、毎回同じような検査をされてしまい大変かと思いますので、1つの病院に受診し経過を見ていただくことがよいかと思います。何年か受診し続けると、健康診断では毎回同じことを書かれると思いますが受診されなくてよいです。2年に1回みせてください。とか、年に1回ホルター心電図だけしておいてください。など担当の先生が判断してくれます。(看護師)
今は30代という事で体力的にもあまり不安を感じられないかと思います。病院に行くことが億劫でとても疲れるというお気持ちは分かりますが、リスクがある以上定期検査は必要です。今後、当然老化もしますしリスクが減る事はありません。(看護師)

日常生活で大切な事とは

検査で不整脈が見つかった以上、きちんと受診して経過を見ていくのは大切なようです。今は治療の必要がないとされていても、日常生活で気をつけておきたい事とはどんな事でしょうか。

心臓も自律神経が司り、死ぬまで動きます。自律神経がきちんと働くように規則正しい生活は大切です。(看護師)
今と同じように運動に気をつけ、あとは食事にも気をつけられると良いかと思われます。(看護師)
不整脈や期外収縮の予防手段はありません。医師から説明を受けたと思いますが、不整脈などが起こり何が問題とされるかというと、血栓が出来やすいという事です。血栓が頭の血管に詰まると脳梗塞、心臓に詰まると心筋梗塞となります。よって、心機能の検査はもちろん、コレステロールや動脈硬化の定期的な検査、管理が必要とされます。(看護師) 

現在は医学が発達したおかげで、原因が究明でき、治すことができる病気も多くなりました。そんな中で不整脈は治療の必要がないものから治療対象のものまであり、自分の不整脈がどのタイプなのかさえわからない事も多いと思います。やはり自己判断はせずに、まずは病院を受診するのはよいようです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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