健康

2015/12/25

膨満感や繰り返す便秘と下痢…過敏性腸症候群を治すには?

膨満感や繰り返す便秘と下痢…過敏性腸症候群を治すには?

腸の検査の結果、過敏性腸症候群と診断された男性からの相談です。どんな病気なのでしょうか、根本的に改善する方法があるのでしょうか。

40代男性からの相談:「過敏性腸症候群と診断されましたが、治す方法は?」

3年ほど前から腸の調子がよくなく、胃腸科に検査に行きました。エコー検査や弁検査などを行いましたが特に異常は見られず、どうやら腸そのものの病気ではなく、腸の動きの問題だろうといわれ、「過敏性腸症候群」と診断されました。主な症状は、腸にガスがたまり、膨満感が感じられる、下痢と便秘を繰り返すことでした。処方された薬を飲んでもそれほど大きな効果はなく、一時的に治っても、また時がたてば何かの拍子に症状が出てきます。何か根本的に治す方法、腸の不調を起こさない生活の仕方などがあれば教えてください。(40代・男性)

ストレスによって引き起こされる

過敏性腸症候群はストレスが原因とされ、下痢か便秘、またはその両方の症状が繰り返し現れるもののようです。

過敏性腸症候群は、ストレスによって腸の動きが変化する疾患です。ストレスの多い現代ではよくみられます。過敏性腸症候群でも、下痢だけの人、便秘だけの人、両方の症状がある人がいます。一般的に片方より両方の症状がある方が治療は難しいです。なぜなら下痢止めを処方すれば便秘が悪化し、下剤を処方すれば下痢の時期に症状が強くなってしまうためです。そのため腸の動きを整える薬や、腸内のガスを減らす薬が検討されます。(医師)

お腹のことを気にしすぎず、腸に優しい食生活を

便秘や下痢を心配しすぎることがストレスとなり、また腸の調子を悪くしてしまうという悪循環になりがちであるため、重大な病気でないことを認識することが第一歩です。また、冷えや消化の悪い食べ物に注意し、腸に優しい生活を送りましょう。

腸はもともとストレスの影響を受けやすい臓器です。そのため、一度便秘や下痢を気にし始めると、「また下痢になったらどうしよう」「お腹が痛くなったらどうしよう」と思うことがストレスになって、いつまでも症状が続いてしまいます。逆にお腹のことを気にしなくなれば自然に治る人もいます。(医師)
必要な検査はされているようですので、まずは重大な病気でないことをしっかり認識しましょう。その上で便秘がひどいとき、下痢がひどいときの頓服をもらっておけば、安心です。また、人によっては安定剤を服用する方が、効果がある場合もあります。もちろん腸に負担をかけないことは重要です。お腹を冷やさない、刺激物や炭酸飲料を摂取しないなど、お腹に優しい生活や食事は心がけてください。(医師)
食事は脂っこい物や、刺激物など、胃腸に負担をかけるものは控えてください。下痢のときは、消化のよい物をゆっくり噛んで食べるようにしてください。便秘のときは、繊維質の多い物、水分を多めに摂って、適度な運動を心がけてください。気分転換や運動を行って、ストレスをためないようにし、睡眠をしっかりとるようにしてください。(看護師)

過敏性腸症候群の原因はストレスといわれています。気にしすぎてストレスにならないように心がけるとともに、腸に負担をかけないよう、生活改善に努めましょう。

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