健康

2015/12/18

1カ月おきに便が固くなり量も減る・・・身体に何か問題が?

1カ月おきに便が固くなり量も減る・・・身体に何か問題が?

1カ月おきに、極端な便秘に悩まされているという男性からの相談です。食事にも気を付けているようですが、なぜ便の状態がこんなに変化するのでしょうか。

40代男性からの相談:「定期的に便が少なく固くなるは、何か問題が?」

これまではほとんど便秘とは無縁の生活だったのですが、この1年ほど1カ月おきくらいに便が極端に減り固くなるようになりました。ひどいときは1週間ほど出ないこともあります。2年程前からダイエットをしていますが、極端な食事制限をしているわけではなく、週5~6日、夜のみお米を食べないようにしているだけで、3食しっかり食べています。野菜も多めに摂り、ヨーグルトなどの乳酸菌も摂取しているにもかかわらずです。食事内容や量、体調はほとんど変わらない状態でここまで極端に便の状態が変化するのは、どのような問題が考えられるのでしょうか。(40代・男性)

まずは大腸検査を受け、大腸癌(がん)などではないことを確認

様々な原因が考えられるようですが、その中でも大腸癌など腸が狭くなる病気でないかどうか確認する必要があります。まずは大腸検査を受け、そのような病気がなければ他の原因への対策を立てていくとよいようです。

便秘の原因は、腸の動きが鈍くなり、腸内に食べ物が停滞することで、過剰に水分が吸収されて便が硬くなる場合、ストレスなどによって副交感神経が過剰に緊張し、腸内の便がうまく運べずコロコロした便になる場合、直腸に便が到達しても排便反射が起こらず、便が停滞してしまう場合、腸の疾患によって便の通過が悪くなる場合などがあります。(看護師)
きちんとした形の便が出ていれば、腸が細くなっている可能性は少ないですが、もし便が細いのであれば大腸がんを含めて腸が狭くなる病気の可能性がありますので、大腸検査を受けましょう。そうでなければ、食生活の変化やストレスなどが原因である可能性があります。(医師)

食物繊維や乳酸菌が逆効果になっているケースも

食物繊維や乳酸菌は、一般的には便秘に効果があるものですが、体質や摂り方によってはかえって便が固くなったり、出にくくなったりする場合があります。また、ダイエットで食事量や腹筋が減少している可能性も関係してきます。

お米を食べなくなったことで食事量が減り、よい便が作られなくなったとも考えられますし、体質によっては、乳酸菌を摂ることで腸の働きが促進されて吸収がよくなり、便が硬くなる場合もあります。(看護師)
食物繊維は便秘のときに摂るようにいわれており、現在の日本人では不足しがちですので積極的に摂るようによくいわれるのですが、摂り過ぎると便の量が増えて逆に便秘になることがあります。大腸は便の水分を吸収する臓器ですので、便が固くなるということは、もともと食事の中の水分量が少ないか、便が長い時間、大腸内にとどまっていることが推測されます。(医師)
ダイエットの影響で腹筋の力が落ちると、便を押し出しにくくなってしまいます。思い当たることを改めても改善しないようであれば、便秘は癖になりやすいですので、一時的に緩下剤の処方を受けるのも手です。(医師)

食事に気を付けているのに定期的に便が少なく固くなってしまう場合、まずは大腸検査をして、大腸癌などの病気が隠れていないことの確認を。乳酸菌や食物繊維が逆効果になっている、ダイエットで食事量や腹筋が減っていることも考えられます。

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