健康

2015/12/15

時折襲ってくる肛門のひどいかゆみ…これは痔なのか?

時折襲ってくる肛門のひどいかゆみ…これは痔なのか?

肛門のかゆみや痛みに時折悩んでいるものの、今のところ放置しているという相談が寄せられました。出血はないようですが、痔の症状なのでしょうか。

20代男性からの相談:「肛門のかゆみと痛みについて」

2,3年前からなのですが、時折、肛門がひどいかゆみに襲われることが悩みです。ひどいときはかゆみを通り越して痛みを感じます。かゆみ、痛みは数分程度で治まります。ただ普段の生活では、まったくこの症状を感じることはありません。症状が出るのが一番多いなと思うのは、1日に2回目の排便をしたときです。排便時にかゆみを感じ、洗浄シャワーが痛くて使えないことも少なくありません。痔なのかなと思う節はあるのですが、血便はなく、大丈夫なときは数カ月単位で大丈夫なので、どうなのかなと思いながら放置しています。(20代・男性)

かゆみは、拭き残しや蒸れによる可能性も

排便後の拭き残しが、かゆみの原因になるようです。可能な限り肛門を清潔に保ちましょう。また、蒸れによるかゆみを防ぐため、下着選びも大切です。

排便後にかゆみがあるのは、拭き残しがあるのがほとんどです。できれば排便の後に、下半身浴やシャワーをするのが理想ですが、タイミング的に無理かと思いますから、排便後に洗浄シャワーを弱い水流で、30秒以内で使用して肛門を洗いましょう。それも無理でしたら、お尻拭きシートを利用し肛門の清潔を心がけてください。また、汗で蒸れてかゆみが起こることもありますから、下着は締め付けないもの、通気性のよい物を使用してください。(看護師)

肛門科を受診しておくと安心

出血がなくても裂肛(切れ痔)の可能性はありますし、痔のほかにも感染症などが原因のかゆみである可能性もあります。症状が軽いうちに肛門科を受診しておくと安心かもしれません。また、便をやわらかくする工夫や、香辛料を食べないようにするなど、普段から心がけるとよいでしょう。

肛門のかゆみを伴う疾患には、痔核、ぎょう虫やカンジダによる感染症などがあります。気になるようでしたら肛門科を受診してください。にんにくや香辛料など、刺激物を摂りすぎた後にも、排便によって肛門が刺激されますから、このような食材は控えてください。(看護師)
裂肛の可能性はあると思います。排便のストレスが繰り返されると肛門の表面が赤くなったり、小さく裂けることがあります。ただし、裂けた位置に血管がなければ出血はしません。(医師)
可能であれば、次回症状が出たときに肛門科に受診しましょう。今の症状の範囲であれば塗り薬で治療が可能と思われます。ただし、傷から細菌が入り込んで感染を起こしたりすると、入院や手術が必要になることもありますので、一度は受診した方がよいと思われます。普段の生活では便の固さに注意して、あまり便が固いようでしたら、乳製品を摂ったり緩下剤を服用して便をやわらかくしましょう。(医師)

肛門のかゆみは、肛門を清潔にし、蒸れを防ぐことで解決する場合があります。また、出血がなくても痔である可能性がありますので、一度、肛門科を受診してみるのも一つの方法です。

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