健康

2015/12/14

便に粘液が混じる…体調不良ではないが病院へ行くべきか?

便に粘液が混じる…体調不良ではないが病院へ行くべきか?

排便後ふと便を見てみたら、まるで鼻水のようなドロっとした粘液が混じっているということはないでしょうか。特に下痢や便秘をしているわけでもないのに、粘液が混じった便が出てくるのは、何か病気のサインなのでしょうか。

40代男性からの相談:「便に粘液が混じるのは、何かの病気か?」

毎回ではないですが、排便時に鼻水のような粘液が一緒に出てくることがあります。便秘や下痢になった、あるいは風邪を引いたなど、体調不良が症状発生の引き金になっているようには感じません。強く力むと多く出るようにも思えますがが、はっきりとはわかりません。粘液の量が多いときは特に不快ですし、少々心配にもなります。なぜこのような症状が出るのか、また症状を抑えるにはどうすればよいでしょうか。(40代・男性)

大腸の粘膜が剥がれ落ちたもの

大腸に負担がかかったりすると、腸内を保護する粘膜が増えて、不要になった粘膜が便と一緒に出てくるようです。発熱を伴うなど身体に異変があれば、病院を受診した方がよいでしょう。

粘液便といって、排便に粘液が混ざる、便は出ないのに粘液だけが出てくる場合があり、一般的に白いものが多いのですがピンクや赤、緑色の場合もあります。粘液便の原因は大腸の粘膜が傷ついたためで、傷が改善されると同時に治まります。一時的なもので、白っぽいものや透明なものなら正常範囲内ですので心配ないですが、量が増えたり色が濃くなったり、さらに発熱や体調不良を伴う場合は病院を受診してください。(看護師)
便と一緒に出てくる粘液は、大腸の内側を守っている粘膜の一部です。腸に負担がかかったり、炎症を起こしたり傷がついたりすると、身体は腸の内側の粘膜を増やして防御しようとします。そして不要になった粘液が便とともに出てきます。(医師)

腸に負担をかけない生活習慣を

食事は脂肪分の多いものなどは控え、腸に負担をかけないようにしましょう。また粘液ではなく膿(うみ)だという場合もあるため、症状が続く場合は、念のため病院を受診した方がよいかもしれません。

粘液便を改善するためには、腸の状態を整え負担をかけないことが大切です。便秘や下痢にならないよう、脂肪分を含むものやアルコールは控え、乳製品や消化のよいものを摂るようにしてください。できるだけ規則正しい生活でストレスをためないようにし、睡眠をしっかりとりましょう。(看護師)
粘液がどうして増えるのかということを調べるためには、大腸カメラの検査をおすすめします。原因となる慢性の病気があった場合、それを治さないと改善しませんし、粘液と思っていたものが実は膿の場合もあります。その場合は感染があるようですので、やはり大腸カメラで検査をしたり、便の培養検査を行うこともあります。粘液だけの症状であっても繰り返す場合は、消化器内科を受診した方がよいでしょう。(医師)

腸に負担がかかることで、粘液便が出ることがあるようです。一時的なものですぐに治まればよいのですが、食事や睡眠などの生活習慣の見直しを図り、それでも症状が改善されない場合は病院で詳しく原因を調べてもらうとよいでしょう。

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