健康

2016/07/05

熱中症対策のため水分も摂りながら、頻尿を解消するには?

熱中症対策のため水分も摂りながら、頻尿を解消するには?

夜中にトイレに起きたり、トイレに行っても尿切れが悪かったり、排尿時のトラブルに悩まされている中高年は少なくないようです。今回は40代の男性からの相談です。熱中症や脳梗塞対策で水分を摂っているのが原因かと悩む男性に、専門家から様々な意見が寄せられました。

40代男性からの相談:「頻尿と尿漏れの解消方法について」

ここ数年、排尿が終わったと思って下着を履くと、尿が滴り落ちることが増えてきました。また、昔は夜中にトイレ行きたいと思ったことはなかったのに、最近は必ずといってよいほど1回はトイレに起きます。夏場の熱中症対策で、多めに水分を摂って寝るのがいけないのでしょうが、熱中症も怖いです。熱中症・脳梗塞を防いで、頻尿や尿漏れ、残尿を解消できる方法はないものでしょうか。(40代・男性)

1日の水分の目安は2000ml。複数回に分けて頻尿予防に

熱中症や脳梗塞の対策でも一度に大量の水を飲めば、頻尿になります。少量ずつ複数回に分けて飲むのがよいようです。

熱中症対策として、多めに水分を摂ることは大切ですが、過剰な水分補給は、排尿量が増えます。水分は1日2000mlを目安にしてください。熱中症の対策は、部屋の温度を一定に保ち、手足を出して熱が放散しやすくすることです。保冷剤で、首筋を冷やすことも有効です。(看護師)
水分は少量の水を頻回に摂取しましょう。一度に200mlの水分を摂取しても、そのほとんどは尿として排泄されるだけです。水分コントロールで熱中症や脳梗塞対策したいでしたら、一度の飲水量を50~100ml程度に抑え、1~2時間ごとに摂取すると尿量を減らせます。もし前立腺肥大だったとしても、水分をコントロールして前立腺肥大を改善するというわけではありません。あくまで健康を損なわない範囲で尿量を減らすということです。(看護師)
脳梗塞の対策としては、日頃から適度な運動を心がけること、塩分や脂肪分の摂りすぎに注意することなどがあります。(看護師)

病気が原因の可能性も。場合によっては病院の受診を

残尿や夜間排尿は病気が原因の場合もあります。水分量を減らしても改善が見られない時は病院を受診しましょう。

頻尿や尿漏れには、排尿括約筋や骨盤底筋の筋力低下、膀胱炎や前立腺肥大などの疾患の場合もあります。水分量に関係なく症状があるなら、病院を受診してください。「排尿後にペニスをしまった後に尿が滴り落ちる」「夜間排尿がある」ということから前立腺肥大症の可能性があります。もしくは排尿をコントロールする神経の異常ということも考えられます。(看護師)
前立腺肥大症のその他の症状として、特に起こりやすいのは、頻尿、尿が出るまでに時間がかかる、腹圧をしっかりかけないと排尿しにくい、排尿の時に尿の出る勢いが弱い、急に尿意を催す、排尿をしたのにすっきりしない、すぐにまた排尿したくなるなどです。(看護師)
前立腺肥大症は「お年寄りの病気」というイメージですが、じつは30歳代からでも前立腺肥大症になる人はいます。もっとも効果的なのは泌尿器科の受診です。(看護師)

熱中症や脳梗塞対策で水分補給するときは1日の目安を参考に回数に分けて摂ると、頻尿にならずに済むようです。水分を控えても改善されない場合は、病気が原因かもしれません。場合によっては病院を受診するようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加