健康

2015/12/11

片方の膝だけが曲げると痛い…後遺症?それとも加齢?

片方の膝だけが曲げると痛い…後遺症?それとも加齢?

加齢に伴い、膝などの関節の痛みに悩まされる人は多いもの。片膝だけが曲げると痛いという症状は、加齢によるものなのでしょうか、それとも昔の事故と関係があるのでしょうか。

40代男性からの相談:「片方の膝だけが、曲げた際に痛みます」

私は46歳男性です。両方の膝ではなく左の膝のみ曲げた際に痛みます。右ひざは特に痛みを感じません。左の膝は、曲げた際に関節がカクンとした感触があり、少し抵抗感があります。なお20年くらい前に、単車で転倒し左ひざを強打したことがありました。そのときは骨折などは特にせず、2回程度の通院で済んでいます。加齢によるものであれば、左ひざだけでなく、右膝にも症状が現れてもよさそうなものですが、それはありません。また、仕事はデスクワークです。特に体に負担をかけるような仕事やスポーツをしていることはありません。こんな症状の場合、どういった治療をすればよいでしょうか。(40代・男性)

側弯症(そくわんしょう)や膝関節症など様々な可能性が

加齢のほかにも、腰に原因がある側弯症、変形性膝関節症など様々な可能性があるようです。

目安として、膝を動かしたときに片方だけが痛い、横になっていれば膝を動かしても痛みがない、突然痛みが起こった、温めると痛みが和らぐ、これにあてはまれば側弯症の可能性が高くなります。側弯症は、腰椎に原因がありますので、膝のレントゲンを撮っても原因がわかりません。また、側弯症が進行すると、左右の肩の位置がずれてきます。(看護師)
他にも、左膝だけに痛みがある場合、加齢による膝関節症や、変形性膝関節症などもあります。手に利き手があるように、足にも利き足がありますから、知らず知らずのうちに片方の足に負担をかけているのかもしれません。長引くと、症状が強くなったり、日常生活にも支障をきたしますから、一度、病院で検査を受けてください。(看護師)
考えられるのは「前十字靱帯の損傷で膝の安定感がなくなっている」「膝関節のクッションである半月板が傷んでいる」「加齢による膝関節の変形」です。1つだけではなく2つ3つと原因があることも珍しくありません。そしておそらくは20年前の打撲とは関係はないでしょう。もし3つのうちどれかが原因であれば、手術をしない限り根本的な解決はないでしょう。ただし、生活に支障が出るまでは基本的に手術はしません。(看護師)

正しいトレーニングを行って膝関節の負担軽減を

将来手術が必要になる事態を避けるために、今からしっかり対策をして膝関節の負担軽減に努めましょう。

今できることといえば膝関節の負担を減らすために、体重を落としたり、両足の筋力をつけるということです。おそらくはご想像されるトレーニングとは違うものが必要です。できればスポーツ整形外科を受診してしっかり診断してもらって、正しいトレーニング方法を習うことをおすすめします。いまのうちからしっかり自分でフォローしておくことで、手術などをしなくてよいようにできるはずです。(看護師)

片膝が曲げると痛い場合、加齢のほかにも、側弯症や膝関節症などの原因が考えられます。検査を受けて原因をはっきりさせるとともに、今のうちから減量やトレーニングで膝関節の負担を軽減しましょう。

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