健康

2015/12/12

おしっこが出にくい、時間がかかる…原因は加齢か病気か?

おしっこが出にくい、時間がかかる…原因は加齢か病気か?

働き盛りの男性を悩ませる排尿時のトラブル。時間がかかったり、残尿感や尿漏れなどの症状に見舞われたら、もしかしたら原因は病気かもしれません。今回は40代の男性からの相談です。排尿に時間がかかり、尿圧が弱いといった症状があるといいます。原因は加齢だろうかと考える男性に、専門家からは病気の可能性を指摘する声が寄せられました。

40代男性からの相談:「おしっこが出にくく、出ると時間が長い」

おしっこが出るまでに時間がかかります。30秒ぐらい出ないときもあります。ようやく出たと思ったら、なかなか終わりません。当初、それが普通だと思っていたのですが、駅のトイレで隣の人と比べたりすると、おしっこの勢いが全然違います。私の方が、尿圧が弱いようです。おしっこの量はそれなりにあるので、公衆トイレでは他の人に迷惑をかけてしまいます。昔は勢いよく出たのですが、加齢によるものでしょうか。(40代・男性)

病気が原因かも。前立腺肥大症の可能性あり

排尿障害は複数の病気に見られる症状です。特に可能性が高いのが前立腺肥大症との意見が複数あがりました。

排尿までに時間がかかる、排尿をするときの尿の出る勢いが弱いといった排尿障害は、生殖器の疾患、膀胱括約筋の筋力低下、糖尿病など内臓疾患、膀胱の収縮機能に障害がある場合や、結石が尿道内に停滞している場合に起こります。特に男性に多くみられるのが、前立腺肥大症です。(看護師)
前立腺肥大は30歳代からでも発症するといわれ、40歳代からの発症率はさらに高くなります。年齢的に考えても前立腺肥大であることが疑われます。その他の症状としては「尿の切れが悪い」「排尿を終えたのにすっきりしない(残尿感)」「急に排尿したくなる」「ペニスをしまおうとしているときに尿がちょろっと出て下着やズボンを汚してしまう」というようなことがあります。(看護師)

80歳までに8割が発症するとも。早めに受診を

前立腺肥大症は日本人男性の8割が80歳までに発症するともいわれています。できるだけ早めに病院を受診して治療を開始しましょう。

前立腺肥大症については、一度は耳にしたことがあると思いますが、日本人男性の8割が80歳までには発症するといわれています。原因は明らかにされていませんが、加齢によるもの、男性ホルモンの減少、生活習慣や喫煙によるものが挙げられます。(看護師)
前立腺肥大症は、良性ですが、前立腺癌(がん)の症状の場合もあります。尿が出にくい、勢いがない以外に、頻尿になったり尿漏れがある場合、症状が気になるようでしたら早めに病院を受診してください。(看護師)
前立腺肥大症は生活習慣を改善したところで治るようなものではありませんので、あまりに日常生活に支障をきたしているのであれば、早めに泌尿器科を受診してください。早期発見することで、今後の症状の悪化も予防できるかもしれません。(看護師)

日本人の多くが発症するといわれる前立腺肥大症。排尿時に異常を感じたら、それは病気のサインかもしれません。できるだけ早めに病院を受診して、治療しましょう。

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