健康

2015/12/12

前立腺炎で睾丸の痛みが1年以上治らない…違う病気か?

前立腺炎で睾丸の痛みが1年以上治らない…違う病気か?

病気の症状がいつまでも残っていると、不安になってしまうものです。今回の相談者は40代の男性。1年前に前立腺炎を患い、投薬治療で痛みと頻尿は治まったものの、睾丸の付け根に圧迫感が今も残ったままです。違う病気なのではないかと悩む男性に、専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。

40代男性からの相談:「睾丸の付け根の圧迫感について」

睾丸の付け根の後方に圧迫感があり、押すと痛みがありました。尿意を感じるたびにペニスにも痛みが走り、排尿後すぐに尿意を感じては、またトイレへ行くといった繰り返しに。泌尿器科で前立腺炎と診断され、セルニルトンを4週間飲んで、頻尿とペニスの痛みは治りましたが、睾丸の付け根の圧迫感は「治りにくいが、じきによくなる」といわれながら1年たった今も残ったままです。違う病気なのでしょうか。(40代・男性)

再発しやすい前立腺炎。デスクワークや運転も原因に

投薬治療が有効な前立腺炎ですが、再発を繰り返すこともあるようです。デスクワークや運転などが原因となることも。生活習慣の見直しを心がけましょう。

痛みが治まった時に、前立腺肥大などの検査は行わなかったのでしょうか。前立腺炎は、前立腺に炎症が起きたものですが、細菌やウイルスによるものだけでなく、長時間のデスクワークや運転、自転車やバイクなどで、慢性的に前立腺に機械的な刺激がかかる場合や、疲れやストレス、身体の冷えでも起こります。(看護師)
日常生活では長時間の同じ姿勢を避け、長時間の車やバイクの運転も控えましょう。下半身を冷やさないようにし、入浴時は湯船に漬かって、しっかり身体を温めてください。細菌性のものでなければ性行為は可能です。前立腺炎から前立腺がんに移行する心配はありません。(看護師)

完治に時間がかかる場合も。定期的な検査や再診を

再発しやすいため、治療に時間がかかることもありますが、気になる症状がなくなったからと通院をやめたり、病院を変えたりしないことが大切です。

前立腺炎は、陰嚢や足の付け根の違和感、頻尿や残尿感、排尿後の尿漏れを起こし、通常は、2~4週間ほど抗生剤や漢方などを服用すると軽快しますが、再発を繰り返すことも多く、症状が完全に治まらずに長期に渡って治療が必要な場合があります。(看護師)
現在の症状は睾丸の付け根の圧迫感だけでしょうか。尿の回数が多い、一回の尿量が少ない、尿が出始めるまでに時間がかかる、尿が出始めて切れが悪い、排尿を終えてペニスをしまおうとすると尿が漏れるなどの症状はありませんか。前立腺炎は改善したものの、慢性前立腺炎になっていたり、前立腺肥大症になっている可能性も考えられます。(看護師)
泌尿器科の受診は、その薬をもらったときだけでしょうか。困っている症状が治まったからと自己判断で受診を中断する人もいます。もし継続して泌尿器科を受診していないのであれば、再度、泌尿器科に相談してみてください。長期になるため、症状が治まらないとして、いわゆるドクターショッピングに陥りやすい疾患ですが、できれば同じ主治医で、定期的に検査を受けてください。(看護師)

前立腺炎は再発しやすく、デスクワークや運転が原因となることもあります。他にも異常がないかチェックし、定期的に検査を受けたり、泌尿器科を再診するように心がけましょう。

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