健康

2015/12/07

用を足した後、尿が足まで垂れることも…病院に行くべき?

用を足した後、尿が足まで垂れることも…病院に行くべき?

あまり大きな声でいう人はいませんが、40代頃から男性にも尿漏れの悩みが増えてきます。ただ、一言で尿漏れといっても、原因にはいろいろなものがあり、それぞれ対処方法も異なります。自分に当てはまるのはいったいどれなのでしょう。

40代男性からの相談:「尿漏れで病院に行くのが恥ずかしいが、行くべきか?」

トイレの後、下着に尿がついてしまうことがあります。小尿が終わってズボンのチャックを閉めた後、ひどいときは足を伝って垂れるときもあります。痛みは特にありませんし、命に関わることではないので、恥ずかしいこともあり病院に行くべきか悩んでいます。生活習慣の改善などで治すことはできないでしょうか。(40代・男性)

尿漏れを引き起こす様々な問題

40代頃の尿漏れとなると、一般的には前立腺の問題ばかりがクローズアップされがちですが、尿漏れの原因はそればかりではありません。どのような種類があるのでしょうか。

尿漏れの種類には、重い物を持ったときやくしゃみをしたときに起こる「腹圧性尿失禁」、尿意を感じて我慢できずに漏らす「切迫性尿失禁」、出したいのにうまく排尿できず、しかし尿が漏れる「溢流性(いつりゅうせい)尿失禁」、運動機能の低下や認知症などに起こる「機能性尿失禁」があります。(看護師)
男性の身体のつくりとして、膀胱と尿道の入り口あたりに前立腺というものがあります。これが年齢を重ねるにつれて大きくなることで尿の通り道を細くしたり、尿の出を悪くしたりするのです。(看護師)

原因により異なる対処法

尿漏れの原因によって対処法は異なるようで、自分で対処できるものとできないものがあるようです。以下、専門家の方に簡単に解説してもらいました。

腹圧性尿失禁は、骨盤底筋や尿道括約筋の筋力低下により尿漏れが起こるものです。排尿の途中であえて尿を止める訓練を行う、一日に数回肛門をきゅっと引き締める運動をする、スクワットやウォーキングをするなど、下半身を鍛えることで改善される場合があります。(看護師)
切迫性尿失禁は、排尿の指定が脳にうまく伝わらず、膀胱が勝手に収縮してしまうために尿漏れを起こしてしまうものです。排尿を我慢しないこと、時間を見て定期的にトイレに行くことなどで対処します。(看護師)
溢流性尿失禁は、前立腺肥大などの疾患が原因で、排尿障害を起こします。改善のためには病院で原因をつきとめて、適切な治療を行うことが必要です。(看護師)
機能性尿失禁は、排尿機能は正常なのに、歩行障害などの運動障害のためにトイレに間に合わずに失禁してしまう状態をいいます。生殖器などの疾患が原因でも起こりますから、早めに病院を受診してください。(看護師)
尿漏れを改善する生活習慣としては、骨盤底筋運動が効果あるかもしれません。これは、横になった状態で膝を立て、腰を上げるという運動です。骨盤底筋が緩んでしまっているのが原因でしたら、この方法で解消できる可能性があります。(看護師)
たしかに命に関わるようなものではありませんが、男性の場合40代から60代で同じような悩みを抱えている人は実はたくさんいます。羞恥心があってなかなか周りにオープンにできないものですが、悩み続けるよりも泌尿器科を受診してみましょう。(看護師)

尿漏れの原因にはいろいろなタイプがあり、自己判断は容易ではないようです。尿漏れはたくさんの人が抱える悩み。恥ずかしがらずに病院を受診し、適切な対処法を実行するのがもっとも確実でよいようです。

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