健康

2015/12/07

尿酸値を抑える薬で痛風に…数値は下がったが服薬すべき?

尿酸値を抑える薬で痛風に…数値は下がったが服薬すべき?

薬の副作用で違う病気になってしまったとき、その薬は服用をやめてもよいのでしょうか? 尿酸値を抑える薬を飲み続けて痛風になってしまった相談者の男性は、服薬を続けるべきかどうかで悩んでいます。専門家の意見はどうでしょうか。

30代男性からの相談 :「尿酸値の基準値が下がっても薬の服用は必要?」

数年程前から尿酸値が高く、基準値の7mgを超えていました。痛風の発作は出ていなかったのですが、2年前に9mgを超えてしまい、発作が起きていないにもかかわらず服薬をすすめられました。その結果、副作用で痛風になってしまいました。なるべく早く服薬をやめたく、毎晩の晩酌をやめて通勤時もなるべく歩くようにした結果、現在は6mg台を保っております。まだ服薬を続けなくてはならないでしょうか。(30代・男性)

痛風を防ぐ薬の副作用で痛風になってしまった今回の相談者さん、未然に防ごうとした結果痛風になってしまうとは…そんなことがありえるのでしょうか? 現在では尿酸値も正常値の6mgになり普段の生活習慣の賜物と言えるでしょう。基準値内に入ったもののいまだに薬を服用しているようですが、果たして今後も薬の服用を続けなくてはならないのでしょうか? 専門の方に聞いてみましょう。

尿酸値を下げる薬で痛風の発作が起きる理由

血中の尿酸を下げるための薬で痛風の発作が起きる可能性は、十分に考えられます。

痛風の薬の目的は、尿酸値を下げて痛風の発作が起きないようにすることですが、薬の種類によっては、痛風の発作が起こる場合があります。(看護師)
一般的に血液内の尿酸と関節内で結晶化されている尿酸の量はほぼ同じですが、薬によって血中の尿酸が急激に減少した場合、それを補おうとして結晶化された尿酸が血液内に流れだします。この尿酸を異物と捉え、攻撃しようと白血球が集まってくるため、関節で炎症が起きて痛風の発作となって現れます。(看護師)

服薬を続けるかどうか

薬のお陰で尿酸値が下がっている可能性も否定できないため、自己判断で服用を中止するのは危険です。必ず医師に相談しましょう。また食生活で尿酸値を下げる方法もあるようです。

症状がないからといって、尿酸値が高いまま様子を見ることはありません。高尿酸値は腎不全を起こす場合があるため、症状がなくても尿酸値を下げる必要があります。6㎎まで下がったのでしたら、服用を止めてもよいかもしれませんが、薬の効果で上昇を抑えているとも考えられます。自己判断で服用を中止することは危険ですので、必ず主治医と相談してください。(看護師)
治療というのは最終的には自分で決めるものですので、医師の意見を聞いたうえで薬を続けるかどうかを決めるのはあなた自身です。もし薬は要らないといえば医師は薬を処方することはできません。ただし服薬を中断することで尿酸値が上昇する可能性も否定できません。(看護師)
自らが心がけて生活習慣まで改善されているようで、本当に素晴らしいと思います。それらの習慣を続けながら、薬を飲まなくても尿酸値を下げることは可能です。尿のpH(ペーハ)がアルカリ性に傾くことで尿酸値が下がりやすくなることがわかっており、尿をアルカリ性に傾けるといわれる食材は、ワカメ・コンブ、大豆、バナナなどがあります。これ以外にもありますので、検索してみてください。(看護師)

食生活の改善で尿酸値を下げる方法もありますが、薬の服用を続けるかどうかは必ず医師の指示に従うことをおすすめします。

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