健康

2015/12/02

40代で尿漏れパッドが必須の生活…悩める排尿障害の治療法は?

40代で尿漏れパッドが必須の生活…悩める排尿障害の治療法は?

40代前後になると、男女ともに尿漏れの悩みがちらほら目についてきます。尿漏れパッドを買って防いだりと対策をしなくてはなりません。放っておけない尿漏れの原因はいったいなんなのでしょうか。また、自分で改善できるのでしょうか。

40代男性からの相談:「20代の頃からあった尿漏れが、40代で尿漏れパッドが必要なくらい頻繁になった」

20代のころから飲酒後や睡眠中など、不意に尿漏れすることがありました。睡眠直前の飲食や体調が原因だろうと思って放っておいたのですが、数年前に転職してからは普段からふとしたことで尿漏れしま尿漏れパッドを使い始めました。今では毎日、尿漏れパッドをつけています。これはどんな原因で起こるのでしょうか。解消方法はありますか。(40代・男性)

まずは原因の特定をすること

質問者さんの場合、現在では毎日、尿漏れパッドを必要とする状況とのこと。残尿や筋力低下以外に、内臓疾患などのなんらかの問題が隠れている可能性もありそうです。

若いときであれば飲酒の影響もあったかもしれませんが、男性の場合、年齢を重ねるごとにトイレの悩みを抱える人は増えてきます。想像できないかもしれませんが、40代~60代の男性では同じように悩んでいる人は実に多いのです。(看護師)
環境が変わったストレスもあると思いますが、尿漏れの原因には前立腺肥大などの生殖器の疾患、年齢による骨盤底筋や排尿筋力の低下、排尿時に尿を出し切っていない場合、重い物を持ったときやくしゃみなどで腹圧がかかった場合などがあります。糖尿病などの内臓疾患でも起こります。(看護師)
前立腺肥大症や過活動膀胱といったものが原因ではないかと思います。男性のトイレの悩みの原因の多くはこのどちらか、あるいはどちらもという場合があります。前立腺肥大症は加齢にともない前立腺が肥大化して尿道や膀胱が圧迫され排尿障害を引き起こします。

症状としては以下のようなものが挙げられます。
・頻尿…トイレが近く、頻度が高い
・夜間排尿…トイレで何度も夜中に起きる
・排尿遅延…尿の出が悪かったり、すぐに出なかったりと出すまでに時間がかかる
・残尿感…おしっこをし終わった後も残っている感覚がある
・尿勢低下…チョロチョロとゆっくり出て勢いがない

過活動膀胱は神経トラブルで起こる神経因性、そうではない非神経因性のどちらかが原因で発病します。神経因性過活動膀胱の場合、脳卒中、脳梗塞などの脳血管障害が起因しているされます。又、それ以外にも脊髄損傷など脳と膀胱の間の経路に障害がり信号がうまく働かないと症状がでます。非神経因性活動膀胱の場合、骨盤低筋が弱くなって緩くなり症状を引き起こします。過活動膀胱の症状も前立腺肥大症と似通った所がありますが具体的には以下のような症状が挙げられます。

・尿意切迫感…急な尿意を感じ我慢できなくなる
・夜間頻尿…トイレが近く、夜中に起きて何度もトイレに行く
・切迫尿失禁…強い尿意で我慢できずトイレまでもたない

そのほかに、尿道括約筋が緩んでしまった可能性や、糖尿病などの疾患が関係している場合もあります。まずは泌尿器科を受診して、原因を明らかにすることが先決ではないかと思います。(看護師)
排尿に関係する筋力を鍛えたりすることである程度は効果があるかもしれませんが、原因は別にある可能性もあります。薬の内服などが必要な場合もありますので、一人で悩まれるよりは病院を受診してみることをおすすめします。(看護師)

軽い症状なら自分で解決できることも

軽い尿漏れの症状であれば、以下のような普段からの心がけや、ちょっとしたトレーニングなどで改善される場合もなくはないようです。

排尿後はペニスを絞るように尿を出し、しっかり振り切ってください。軽いジョギングやウォーキング、スクワットなどで下半身を鍛えて、身体を冷やさないようにしましょう。(看護師)
排尿の途中であえて尿を止めたり、1日に数回、肛門をきゅっと引き締める運動を行ってください。骨盤底筋を鍛える体操はインターネットでも紹介されているので、参考にしてみてください。改善されない場合や症状がひどくなる場合は、早めに病院を受診してください。(看護師)

年代的に同じような症状を抱える人も少なくないようです。また、原因によっては治療が必要な場合もありそう。このまま不安を持ち続けるよりも、まずは、気負わず泌尿器科を受診してみるのが解決のポイントといえそうです。

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