健康

2015/11/27

脂肪肝だが禁酒はムリ…何をどの程度なら飲んで大丈夫?

脂肪肝だが禁酒はムリ…何をどの程度なら飲んで大丈夫?

会社の健康診断で脂肪肝と結果が出る人も多いようですが、脂肪肝の原因の大半はアルコールだといわれています。禁酒すればよいのはわかっているけれど、そう簡単にお酒はやめられないという場合、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

50代男性からの相談:「脂肪肝に影響の少ないお酒は何?」

人間ドックで脂肪肝と診断されましたが、なかなかアルコールを減らすことができません。日本酒やビールなどお酒の種類によって、脂肪肝に与える影響に差はあるのでしょうか。禁酒が一番よいことはわかっていますが、現実にはやめることができません。何をどの程度までなら飲んでも大丈夫なのか、教えてください。(50代・男性)

飲酒する人の大半が脂肪肝

自覚症状がないものの、お酒を飲む人の多くは脂肪肝であるといわれており、日本酒なら3合、ビール大瓶なら3本毎日飲酒すると、脂肪肝になる確率が高くなります。

飲酒する人のほとんどが脂肪肝です。通常、肝臓には10%程度の中性脂肪が貯蔵されていますが、アルコールを摂ることで脂肪酸から中性脂肪が大量に合成されて肝臓に蓄積され、この中性脂肪が30%を超えると脂肪肝と診断されます。(看護師)
日本酒3合、ビール大瓶3本程を毎日飲酒していれば、脂肪肝のリスクが高まります。少しでも肝臓に負担をかけずに飲酒するには、飲みすぎないことです。周りのペースや雰囲気に流されることもありますが、ゆっくり自分のペースで、日本酒なら1合を30分程度で飲むようにしてください。(看護師)
脂肪肝は自覚症状がないので、健康診断などで判明する方がほとんどです。脂肪肝にとってアルコールは大敵ですが、甘い物やファーストフードなど油分の多い食事の摂取でも脂肪肝になりやすいです。(看護師)

低カロリーなのは焼酎などの蒸留酒

脂肪肝を放置すると、肝硬変や生活習慣病の原因になります。週に2~3日程度は休肝日を設け、食事はタウリンを含む食材を中心に何でもバランスよく摂ってください。また日本酒やビールに比べ、焼酎などは比較的カロリーが低いようです。

日本人は肝臓でアルコールを分解しにくい人が多いといわれ、肝脂肪を放置しておくと、アルコール分解時に発生する毒性物質のアセトアルデヒドや活性酵素によって肝臓の細胞が壊され、肝硬変から肝不全に移行して命に関わることもあります。(看護師)
空腹状態での飲酒を避け、食事はタウリンを含む牡蠣やイカやなどの魚介類を中心に、野菜・大豆製品・乳製品などバランスよく摂りましょう。また、アルコールの種類だけではなく度数にもよるので、強いお酒は極力控えてください。(看護師)
週に2日ほど休肝日を設けたり、青魚や野菜中心の食事に切り替えるなどして肝臓をいたわりましょう。脂肪肝は動脈硬化や生活習慣病の原因にもなるため、禁酒するのが好ましいですが、無理であれば日本酒なら2合以下、ワインならボトル半量を心がけてください。糖質を多く含むお酒には日本酒・ビール・ワイン・梅酒・カクテルなどがあり、焼酎・ウイスキー・ウォッカなどの蒸留酒は比較的カロリーが少ないとされています。(看護師)

脂肪肝の解消には禁酒が一番ですが、無理にやめるのもストレスになってしまいます。適度に休肝日を設け、飲酒の際は自分のペースでゆっくり飲むようにし、カロリーの低い蒸留酒にするのもよいでしょう。

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