健康

2015/11/27

通風で服用中の尿酸値を抑える薬、肝臓への悪影響は?

通風で服用中の尿酸値を抑える薬、肝臓への悪影響は?

病気を治すための薬も、長く使うとなると副作用が気になります。通風などで処方される尿酸値を抑える薬は、肝臓への副作用があるともいわれますが、長期の服用に問題はないのでしょうか。専門家に聞いてみました。

40代男性からの相談:「尿酸値を抑える薬の肝臓への影響」

痛風のため、尿酸の生成を抑える薬(アロプリノール)を服用中です。筋トレや有酸素運動、食事の見直しなどで20kg減らし、体脂肪・内蔵脂肪とも基準値以内で、肝機能も中性脂肪も数値は問題なしですが、尿酸値は基準ギリギリ程度までしか下がりません。尿酸は肝臓で作られるため、服用中の薬は肝臓での生成を抑えるものだと思いますが、服用し続けることで肝臓に影響が出ることはないのでしょうか。(40代・男性)

どんな薬にも副作用あり。自己判断せず主治医に相談を

アロプリノールは副作用の可能性はあるものの、世界中で長く使用されている薬です。自己判断せず、主治医の指示に従って適切に使用し、何かあったらすぐに相談しましょう。

アロプリノール(ザイロリック)の副作用として、肝機能障害の可能性がいわれますが、発売以来、数十年にわたって世界中で使用されている薬です。医師の指示で適切な服用を続けていれば、特に問題ないでしょう。ただ、腎機能低下、腎障害のある人は正常に排泄されず、肝機能障害を起こしやすいため、定期的に血液検査などで注意しなければなりません。(看護師)
アロプリノールは昔から多くの人が使用している薬で、比較的副作用は少ないものの、腎臓が悪い人で命に関わる肝障害が出ることがあります。尿酸値が高いままだと痛風が起きる以外に、たまった尿酸のために腎臓が悪くなることがあります。時々、尿酸値とともに腎臓の血液検査もしてもらいましょう。(医師)
どんな薬にも副作用はあります。体質によっては、胃薬でも副作用が起こる場合があります。自己判断で服用量の増減や、勝手に使用を中止したりせず、心配なことは主治医に相談してください。(看護師)

定期的な検査で副作用のチェックを。いつもと違うと感じたらすぐに受診を

服用中は定期的に検査をし、健康的な生活習慣や食生活を心がけましょう。

尿酸が増える原因は、大きく分けて2つあります。1つは尿酸が多く作られている場合、もう1つは尿酸をうまく体外に出せない場合です。そのため、適切な食事療法を行っても尿酸値が改善しない場合には、尿酸が主に排泄される尿中の尿酸値を測ることで過剰な尿酸がきちんと排泄されているかを推測することができます。(医師)
尿酸の元はプリン体です。プリン体はアルコールに多いとされていますが、レバーや魚介類などにも多く含まれます。可能であれば栄養士に食事をチェックしてもらいましょう。(医師)
残念ながら食事などに気をつけていても尿酸値の高い人はいます。遺伝も関係しているためです。その場合はアロプリノールなどの内服を続ける必要があります。(医師)
肝機能障害以外にも、頭痛や吐き気、倦怠感など、普段と違うなと感じたら、すぐに病院を受診してください。(看護師)

副作用があると聞くと不安になりますが、胃腸薬でさえ副作用は避けられません。自己判断せず、主治医の指示に従って適切な使用を心がけるのがよさそうです。定期的に検査して副作用がないかチェックしましょう。

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